この「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件 インタビュー」ページは「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」のインタビュー記事を掲載しています。
人気ライトノベルが原作のテレビアニメ「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」の第2期が、4月3日からTOKYO MXほかで放送される。2023年1~3月に放送された第1期以来、約3年ぶりの新作となる。マンションの部屋が偶然隣同士だった藤宮周と椎名真昼によるラブストーリー。第1期のラストで付き合うことになった二人の甘くてじれったい恋模様が描かれる。第1期では、じれったくもあった周と真昼だが、恋人となったことで、どう変化するのか。周役の坂泰斗さん、真昼役の石見舞菜香さんに第1期を振り返ってもらいつつ、第2期について聞いた。
◇熱を持ったまま2期へ
--約3年ぶりの新作です。
坂さん 1期放送後のイベントで発表したので……。
石見さん 2年前ですね。
坂さん 1期のときは2期がまだ決まっていなかったので、皆さんの大きな反響があっての2期ですし、我々としてもすごくうれしいです。
石見さん 放送中から大きな反響をいただいていましたし、2期もあるんじゃないか……と勝手に期待していましたし。皆さんの愛の深さも感じていたので、うれしかったです。真昼はキャラクターとしての人気もすごかったので、そのプレッシャーは感じていたんです。
--第1期の放送後もさまざまな企画がありました。
坂さん 熱を持ったまま2期に入れるのがありがたいですね。エイプリルフールで実写化の企画があったり。僕にはオファーはなかったのですが(笑)。ファンと一緒に楽しめる企画が多かったですね。
石見さん 一緒に旅を楽しめる企画にしても細部まで考えてくださっていて楽しかったです。アイドル企画もそうですけど、ラジオもありました。お料理企画をやらせていただいたのですが、私は料理が苦手で……。3年ぶりの新作ですが、ずっと作品に関わらせていただいていました。
坂さん ずっと演じていますし、あんまり久しぶりな感じもしないんですよね。
◇告白シーンは真昼の気持ちとリンク
--演じる中で大切にしたことは?
石見さん 真昼は真面目な子ではあるので、一言一言をちゃんと届けることを意識しています。言葉を投げるというよりは、目の前に置いていくようなイメージです。トーンがすごく変化するわけではなくて、自分の範囲内で言葉を紡ぐタイプですし、怒るときも声を張り上げるわけではなく、伝えることを大切にしています。1期が始まる前は、可愛いキャラクターですし、もっと可愛く声も作ったほうがいいのかなとも思っていたんです。“天使様”なので、もっとフワフワ感をプラスしていたんですが、音響監督より「地声で」というディレクションをいただきました。だから、普段しゃべっているトーンのままで演じています。
坂さん 僕は等身大でしゃべることを心掛けています。もうちょっと格好よくしたり、イチャイチャも分かりやすくすることも可能だとは思いますが、そうではなく少しじれったく感じるようにしたかったんです。それは、石見さんが引き出してくれたもので、思いを受けて感じたことをそのまま出すようにしていました。二人で作っていきました。
--第1期で印象的だったシーンは?
坂さん 僕は第7話のお互いの気持ちを吐露したシーンです。作品としてのターニングポイントになっていますし。
石見さん 私も第7話は特に印象的でした。あと最終回のラストシーンですね。ハグで終わって、すごくピュアで素敵なんですよね。それまでのハグは、お互いの傷に寄り添ったり、包容力のような意味でしたが、恋人になって、周君の真っすぐな告白を受け取ってから、愛を表現する意味でのハグでしたし、そこで終わったことが素敵で、この作品らしいピュアで美しいシーンだったと思います。決められた表現ではなく、素直に届く声だから響くところがあって、周君は下心のあるキャラクターではなく、素直に出る言葉が格好いいんですよね。第1期のラストの告白のシーンも素直な告白で素敵なんです。結構長尺で告白してくれましたけど(笑)
坂さん 確かに長かったね(笑)。
石見さん すごく響いてきますし、これまで思い出が浮かんでくるような時間になっていて、私自身も真昼ちゃんの気持ちとリンクしながら幸せを感じていました。
--第1期はじれったいシーンも多かったですが……。
石見さん じれったいのですが、甘々の記憶がありすぎて。
坂さん 周君の鈍感さを感じるところはありましたよね。だからこそ真昼ちゃんが少し大胆にアピールしたり。
石見さん それはありましたね。
坂さん そこがじれったい要素だったのかな。周君は自己肯定感が低かったけど、真昼ちゃんと出会うことで変化していきました。
◇ハッピーオーラ全開!
--第2期で変化は?
石見さん すごく変わりましたね、演出面でも明るくなっていますし。コミカルなシーンが多くなっていて、ミニキャラを使ってポップに見せるシーンもあるので、最初から「もっとハッピーに」というお話がありました。二人が付き合っているところからスタートするから、ハッピーオーラ全開なんです。
坂さん 第1話から飛ばしていて、甘いところがしっかり甘いんです。甘くなったから、グッとくるところが深くなっていて、落差を楽しんでほしいです。
石見さん 二人の距離が近くなっています。1話の時点で二人の距離感は完成していますが、視野が広がっているように感じていました。新キャラクターも増えますしね。ただ、らしさはしっかり残っています。
坂さん 1期の収録はコロナ禍でしたが、二人はずっと一緒に収録できていました。
石見さん ほぼ二人の会話ですしね。2期はみんなで収録したのでそこは変わりました。1期で出来上がった空気感もあるので、そのままやっているところもありました。
坂さん アフレコもすごく進みが早いんです。二人の掛け合いがほとんどということもあるのですが。
◇第1期は緊張感も…
--お互いの役者としての印象は?
石見さん とにかく真面目で、熱い心を持った役者さんだと思っています。お芝居にきっちりとこだわりを持って作っていきますし、周りのいいところを見つけるのが得意なんですよね。
坂さん 何か恥ずかしいですね(笑)。石見さんはすごく引き出してくれるんです。真摯に言葉を受けて返してくれてる。きっちりと僕のお芝居を聞いて、受け取ってくれます。やっぱりすごいですよ。この作品でご一緒させていただく以前から、現場でお見かけした際に、年齢的には僕が上ですが、すごい先輩だなと思っていました。だから1期の時は緊張感がありました。
石見さん そうなんですか!?
坂さん 僕としては石見さんというすごい役者さんに食らいついていけるのだろうかというプレッシャーがあったんです。僕が勝手にプレッシャーに感じていただけなんですけど。
--第2期でプレッシャーは?
坂さん それはなかったですね。受け止めていただけることが分かっていましたし、改めて素敵だなと感じていました。
第2期は「しっかり甘い」というが、どんなドキドキの展開が待っているのだろうか。周と真昼を見守ってほしい。(阿仁間満/MANTANWEB)