この「さっちゃん、僕は。 あらすじ」ページは「さっちゃん、僕は。」のあらすじ記事を掲載しています。
ドラマからドキュメンタリー、バラエティー、アニメまで、さまざまなジャンルのテレビ番組を放送前に確認した記者がレビューをつづる「テレビ試写室」。今回は、ダンス・ボーカルグループ「FANTASTICS from EXILE TRIBE」の木村慧人さんが主演を務める連続ドラマ「さっちゃん、僕は。」(TBS、火曜午後11時56分)だ。
朝賀庵さんの同名マンガ(集英社ジャンプコミックス)が原作。“さっちゃん”こと小山内早智(中山ひなのさん)と遠距離恋愛中の片桐京介(木村さん)はひょんなことから、隣に住む人妻の国木田紫乃(石川恋さん)と関係を持ってしまうのだが……というストーリーだ。紫乃を溺愛する夫の国木田要を桜田通さんが演じるほか、元乃木坂46の樋口日奈さんや、のせりんさん、田中偉登さん、平野莉玖さんらも出演している。
「裏切りから始まる、純愛と破滅のストーリー」といううたい文句のとおり、主人公・京介の浮気(紫乃の不倫)をきっかけに登場人物それぞれが考えている関係性と実態との矛盾が明らかになっていくという展開。確かに京介は悪いことをしているのだが、さっちゃんのピュアさにもまたモヤモヤしてしまうという絶妙なさじ加減だ。
しかし、そんなドロドロの展開ながら、木村さんをはじめとした出演者の透明感がドラマを見やすくさせている。ピュアなさっちゃんを演じる中山さんももちろんのこと、アンニュイな人妻を演じている石川さんも美しいし、夫役の桜田さんも繊細な雰囲気を醸し出している。個人的には、平野紫耀さんの弟でドラマ初出演となる平野莉玖さんの自然な演技も印象に残った。
そんな透明感の中で破滅へと進んでいくであろう物語はついつい次が気になってしまうはず。木村さんと石川さんによる体当たりのベッドシーンも相まってドキドキしてしまうはずだ。