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人気アニメ「プリキュア」シリーズの最新作「わんだふるぷりきゅあ!」の劇場版「わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!ドキドキ ゲームの世界で大冒険!」のスタッフトーク付き応援上映が10月10日、丸の内TOEI(東京都中央区)で開催された。宮原直樹監督、キャラクターデザインの宮谷里沙さん、東映アニメーションの舟腰優子プロデューサー、ABCアニメーションの多田香奈子プロデューサーが、同作の制作の裏側を語った。
「わんだふるぷりきゅあ!」は、人間と動物の絆を描いている。劇場版は、犬のこむぎの「いろはと一緒におばあちゃんになるんだワン!」という名ゼリフも印象的だ。宮原監督は「あそこで主題歌がかかるのはシナリオの加藤(陽一)さんが設計してくださいました」と話し、多田プロデューサーは、セリフに込めた思いを「私もワンちゃんと一緒に暮らしています。『一緒におばあちゃんになる』というのは、基本的にかなわない夢ではありますが、ワンちゃんは、自分が人間より寿命が短いと理解をしていません。でも、一日一日を大事にしてほしい。少しでも寄り添いたくて、セリフを入れさせていただきました」と明かした。
テレビシリーズにも参加する多田プロデューサーは「この作品は『大好き』というキーワードを大事にしています。大人になると『嫌い』『嫌だ』が行動のきっかけになることもありますが、それよりも『大好き』がきっかけになると楽しくなるはずです。真っすぐ一生懸命に進むこむぎたちを思い出していただきたいです」と作品に込めた熱い気持ちを語った。
劇場版のオリジナルキャラクターとして、花澤香菜さんが声優を務める天才ゲームクリエーターのナツキが登場する。
宮谷さんは「デザインする時、監督からイメージのラフをいただきました。メガネ、ボブでパンツスタイルの女の子でしてゲームクリエーターだったら……と膨らませていきました。(アニメになると)花澤さんの声もあって、デザインした時よりも可愛らしいキャラクターになりました」と話すと、宮原監督は「(自身は)女性の流行、オシャレなもの良好やオシャレなものを描けないので、Tシャツとパンツだったんです。マスカレード的な仮面を描いていたのですが、(宮谷さんに)仕上げていただき、ありがたかったです」と感謝した。
・「可愛いキャラを描く秘訣」「劇場版のオリジナルの衣装」が話題になると、宮谷さんは「劇場版でオリジナルの私服を描かせていただいたのですが、デザインする時は、ファッション誌を大量に見て、描いています。キャラクターを描く時は、パーツの位置、大きさを大切にしています。今回はテレビシリーズのキャラクターがあるので、そのバランスに寄せて、ナツキちゃんを作っていきました」と明かした。
10月11日から入場者特典として宮谷さんの描き下ろしイラストがデザインされた「わんだふる スペシャルポストカード」が配布されることも発表されている。舟腰プロデューサーは「素晴らしいです。テンションが上がると思います!」と絶賛し、宮谷さんは「ぜひゲットしてください!」と呼びかけた。
劇場版は、大人気ゲーム「ドキドキ タヌキングダム」に夢中になるこむぎといろはたちが突然、ゲームの世界に吸い込まれてしまう。第20弾「ひろがるスカイ!プリキュア」と第13弾「魔法つかいプリキュア!」のプリキュアが登場することも話題になっている。9月13日の公開から約3週間で、興行収入が10億円を突破するなど大ヒットしている。
「わんだふるぷりきゅあ!」のモチーフは「動物」、キーワードは「みんな なかよし!わんだふる~!」。動物と人が仲良く暮らす街・アニマルタウンを舞台に、犬と飼い主、猫と飼い主など動物と人の間に紡がれる深い絆、種族を超えた交流を描く。2004年にスタートした同シリーズでは初めて“犬のプリキュア”が登場することも話題になっている。ABCテレビ・テレビ朝日系で毎週日曜午前8時半に放送中。