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マンガに精通する書店員らが「その年一番面白いと思ったマンガ」を選ぶ「マンガ大賞2024」(実行委員会主催)が4月2日に発表され、泥ノ田犬彦さんの「君と宇宙を歩くために」(講談社)が大賞に選ばれた。
「君と宇宙を歩くために」は、泥ノ田さんがウェブで発表したマンガ。勉強もバイトも続かないドロップアウトぎみなヤンキーの小林と、変わり者の転校生の宇野という“普通”ができない正反対の2人が、それぞれ壁にぶつかりながらも楽しく生きるために奮闘する……という友情物語。
「マンガ大賞」は2008年に創設されたマンガ賞で、マンガ家、編集者、ブックデザイナーなどマンガが売れることに直接の利害関係がある関係者が審査に関与しないのが特徴。大賞に選ばれた作品は注目を集めて売り上げが一気に伸び、アニメ化や映画化などのメディア展開につながることもある。
今回は2023年1月1日~12月31日にコミックスが出版され、通巻8巻以内のマンガ(過去の大賞は除く)が対象。
過去の大賞は、末次由紀さんの「ちはやふる」や、羽海野チカさんの「3月のライオン」、柳本光晴さんの「響~小説家になる方法~」、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画の「葬送のフリーレン」などで、2023年はとよ田みのるさんのマンガ「これ描いて死ね」が受賞した。
◇「マンガ大賞2024」ノミネート作品(敬称略)
「神田ごくら町職人ばなし」坂上暁仁▽「君と宇宙を歩くために」泥ノ田犬彦▽「正反対な君と僕」阿賀沢紅茶▽「環と周」よしながふみ▽「ダイヤモンドの功罪」平井大橋▽「天幕のジャードゥーガル」トマトスープ▽「ひらやすみ」真造圭伍▽「ファミレス行こ。」和山やま▽「平和の国の島崎へ」濱田轟天、瀬下猛▽「黄泉のツガイ」荒川弘
◇過去の大賞受賞作品(敬称略)
「岳」石塚真一▽「ちはやふる」末次由紀▽「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ▽「3月のライオン」羽海野チカ▽「銀の匙 Silver Spoon」荒川弘▽「海街diary」吉田秋生▽「乙嫁語り」森薫▽「かくかくしかじか」東村アキコ▽「ゴールデンカムイ」野田サトル▽「響~小説家になる方法~」柳本光晴▽「BEASTARS」板垣巴留▽「彼方のアストラ」篠原健太▽「ブルーピリオド」山口つばさ▽「葬送のフリーレン」山田鐘人、アベツカサ▽「ダーウィン事変」うめざわしゅん▽「これ描いて死ね」とよ田みのる