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アニメ制作会社・ボンズと「機動警察パトレイバー」のメカニックデザインなどで知られる出渕裕さんがタッグを組んだオリジナルテレビアニメ「メタリックルージュ」の先行上映会が1月7日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、声優の宮本侑芽さん、黒沢ともよさん、吉野裕行さんが登場した。人造人間<ネアン>の少女のルジュ・レッドスター役の宮本さんは、同作について「バトルアクションがすごくて、迫力があって重厚感のある作品。作品に初めて触れた時に、シリアスな世界観を体験することに興奮を感じながら演じさせていただきました」と語った。
「メタリックルージュ」は、ルジュが相棒のナオミ・オルトマンと共に、政府に敵対する9人の人造人間の殺害の任務を受けることになる。ボンズと出渕さんがタッグを組むのは「ラーゼフォン」以来、約19年ぶり。「キャロル&チューズデイ」などの堀元宣さんが監督を務め、「カウボーイビバップ」などの川元利浩さんがキャラクターデザインを担当。出渕さんは総監修、シリーズ構成として参加する。フジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」で1月10日から放送される。
ナオミ役の黒沢さんは「ルジュの可愛さがたまらないです。ルジュとナオミとは対照的な感じがあり、髪の色や服装、性格的にも正反対な雰囲気で描かれています。作中ではジャズなど音楽の要素も強く出ていて、いろいろなエッセンスが詰め込まれた世界観が面白いです」、人類社会転覆を目指す組織<アルター>の一員のジャロン・フェイト役の吉野さんは「まだ1~2話の段階なので、お話しできることは少ないのですが、キャラクターがこの先もたくさん出てくるので、序盤では世界観を理解していただくような内容になっています。出渕裕さんの作品ということで、どんな仕上がりになるのか楽しみにしています」と話した。
宮本さんは「ルジュは人造人間として生まれて間もない女の子で、そこまで感情を多く持ち合わせていないというキャラクターです。ナオミと出会うことで、いろいろな感情を見つけていくところが今後の魅力になっていくと思います。そんなところも楽しみにしていてください」と呼びかけ、黒沢さんは「ナオミはルジュを監視する役目があり、組織から派遣されてくるのですが、性格としては感情的なところがあるように見えつつも、まだ奥の部分が分からないようなミステリアスなキャラクターです」と説明。吉野さんは「序盤ではジャロンはまだ謎が多く、どこまで物語の中に関与してくるのか、組織のどの部分で動き回るのかなどが分からないので、今後楽しみに見ていただきたいです」と語った。
宮本さんは「お芝居を続ける中で、落ち込むタイミングが、ちょうど収録時に重なったことがあり、ナオミ役のともよちゃんに役としても助けていただきました。ルジュと一緒に成長できていたらいいなと思いながら収録させていただきました。本編最後まで、ルジュとナオミのバディを楽しんでいただけたらと思います」と話した。
黒沢さん「収録をしている時は、とてもにこやかに生きていたと感じていたのですが、実際に映像を見るとトーンの暗いシーンがたくさんありました。笑顔を作って突き進んでいく彼女を見ていると、そういえば収録していた数カ月間は、少しだけイライラしていたり、少しだけ涙を我慢していたような思い出が浮かびました。そういう物語になったのだなと思いました。ぜひ最後までご覧いただきたいです」と明かした。
吉野さんは「とにかく最後まで物語を見ていただきたいです。バトルとSFという要素だけではなく、人間と人間ならざる者が一緒に生きていくことは、将来的に自分たちにも起こってくるようなテーマにも感じられます。皆さんにもこの作品を楽しんでいただきたいです」と呼びかけた。