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5人組ボーカル・ダンスグループ「M!LK」のメンバーで、俳優の佐野勇斗さん。俳優として、さまざまな作品で存在感を発揮している佐野さんだが、音楽活動でも飛躍の時を迎えている。12月30日放送の「第67回輝く!日本レコード大賞」(TBS系)において、M!LKの楽曲「イイじゃん」が最優秀賞に選出。大みそかに放送される「第76回NHK紅白歌合戦」にも、M!LKとして念願の紅白初出場を果たすなど、まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」と言えるだろう。そんな佐野さんの2025年の活躍を、本人の発言と共に振り返ってみたい。
◇「イイじゃん」「好きすぎて滅!」が大流行
佐野さんは、1998年3月23日生まれ、愛知県出身の27歳。2015年の映画「くちびるに歌を」で俳優デビュー。その後は「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)、「真犯人フラグ」(日本テレビ系)、「トリリオンゲーム」(TBS系)、NHK連続テレビ小説「おむすび」などの話題作に次々と出演。
「M!LK」は2014年結成、2015年3月にCDデビュー。メンバーの卒業や加入を経て、2020年2月から佐野さん、吉田仁人さん、塩崎太智さん、山中柔太朗さん、曽野舜太さんの5人体制となった。
今年3月にリリースされた楽曲「イイじゃん」は、SNSを中心に大流行。「ビジュいいじゃん」のフレーズが「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」ノミネート語30に選出されるなど、“大バズリ”した。10月27日に配信リリースされた最新曲「好きすぎて滅!」も、ミュージックビデオがYouTubeで2180万回再生を超えるなど大きな注目を集め、耳に残る“トンチキソング”として多くの人を魅了している。
昨年末に行ったインタビューで、佐野さんは「みんなに(M!LKの)曲を知ってもらうこと、紅白出場」を2025年の目標として掲げていた。まさに“有言実行”となったが、佐野さんは「M!LK」への熱い思いを語りつつ、今後の展望についても語ってくれた。
「(今後の目標は)ゴールデンタイムのドラマで主演を務めること、そのドラマの主題歌をM!LKが担当すること、アカデミー賞を受賞することです。ずっと掲げている目標なので、絶対にかなえたいなと思いますね。30歳までには、ドームツアーを必ずやりたいです」
◇俳優としても大活躍の1年に
一方、佐野さんの俳優業に目を向ければ、3月まで放送された2024年度後期の朝ドラ「おむすび」で橋本環奈さん演じるヒロイン・米田結の夫となる元高校球児の四ツ木翔也を好演し、お茶の間での知名度をアップ。
6月から放送されたNHKの連続ドラマ「ひとりでしにたい」では、主人公・山口鳴海(綾瀬はるかさん)の同僚で、実は彼女に好意を寄せている“こじらせ男子”の那須田優弥を繊細かつ表現力豊かに演じ、演技力の高さを証明した。
10月期の連続ドラマ「ESCAPE それは誘拐のはずだった」(日本テレビ系)では、桜田ひよりさんと共に民放キー局ゴールデン・プライム(GP)帯のドラマ初主演。佐野さんは、大企業の社長令嬢・八神結以(桜田さん)を誘拐するも、なぜか手を組んで逃亡することになる青年・林田大介を演じた。攻撃的な言動や装いをしながらも、素朴でうそがつけない正直なキャラクターを魅力たっぷりに演じ、演技の幅の広さを見せつけた。
2026年は、1月8日スタートの連続ドラマ「おコメの女-国税局資料調査課・雑国室-」(テレビ朝日系)に出演が決定。M!LKとしても、約6万人を動員するアリーナツアーが2月11日まで開催されるほか、2月18日に両A面シングル「爆裂愛してる/好きすぎて滅!」がリリースされる。2026年も俳優、グループの両輪での活躍はまだまだ続きそうだ。