この「巡るスワン あらすじ」ページは「巡るスワン」のあらすじ記事を掲載しています。
2027年度前期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)のタイトルが「巡(まわ)るスワン」に決定し、主演を森田望智さんが務めることが11月21日、明らかになった。脚本は、お笑い芸人のバカリズムさんが手がける。刑事に憧れ警察官となった主人公が、どこにでもある日常を過ごす中で、“何も起こらない日常を守る”という道を見つけるまでを描く、ヒューマンコメディー。あらすじも公開された。
「巡るスワン」は、連続テレビ小説116作目。長野県佐和市で生まれ育った主人公は、警察学校を卒業後、交番で経験を積み、現在は故郷の長野県警佐和署生活安全課で警察官として働いている。
生活安全課の使命は、市民からの相談対応を通じ、事件を未然に防ぐこと。扱うのは、悪徳商法、不法投棄、行方不明者、少年非行、DVやストーカー、風俗営業の許認可、防犯啓発活動など多岐にわたる。刑事に憧れて警察官となったが、犯人を逮捕したことはなく防犯イベントで犯人役として逮捕されてばかり。新聞もテレビも取り上げない地味な仕事に不満は感じつつも、佐和署生活安全課の個性的な上司や先輩、後輩たちと真面目に業務に取り組んでいる。
休日になると、高校の同級生とカフェや旅行に行ったり、自宅でたこ焼きパーティーを開いたりと普通のOLと変わらない時間を過ごしている。このひとときが大切なストレス発散の時間だ。しかし、友人の車の助手席に座っていると、パトカーでの癖が出てしまいつい安全確認をしたり、バックの誘導をしそうになったりすることもある。
そんな日々を重ねながら、異動で警察署が変わっても生活安全課の警察官としての経験を積み、やがて地域に信頼される存在となっていく。年月を経て佐和署の生活安全課長となった主人公は、佐和湖に浮かぶ白鳥号を見つめながら思う。「今日も何も起こらなかったな」と──。
※佐和市は、長野県諏訪市など諏訪湖周辺をイメージした架空の町