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機動戦士ガンダム:銀灰の幻影:“袖付き”の赤いズサ登場 新MS、キャラ公開 新祐樹、種崎敦美が主人公声優に

「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」のビジュアル(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズのVR映像「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」の新たなモビルスーツ(MS)、キャラクターが公開された。主人公が所属する傭兵(ようへい)組織アージェント・キールに混乱を招いた存在で元連邦軍のアザミ・メギッネ、ジョフ・アイディ、主人公をサポートするハロ、アージェント・キールのバビア・レナと深い縁を持つ謎の少年のフィクジィ・フィクス、ジョフが乗るMSのズサ(ジョフ・アイディ専用機)が登場することが明らかになった。同作の特番がYouTubeのガンダムチャンネルで9月下旬に配信されることも発表された。

 アザミ・メギッネは、ジオンに内通し、両陣営の利権を得る元連邦軍高官。現在は保身のため“袖付き”と呼ばれるネオ・ジオン残党軍で隠伏している。ジョフ・アイディは、アザミ・メギッネの直属の部下で、パイロットとして優秀であり、袖付きのMSチーム「RGTS」の補充員として赤いズサを駆る。ズサ(ジョフ・アイディ専用機)は、ネオ・ジオン残党軍に所属する3機のMSチーム「RGTS」仕様機をベースに、装備類の再セッティングが行われた。

 主人公(男)役の新祐樹さん、主人公(女)役の種崎敦美さん、バビア・レナ役の伊瀬茉莉也さん、メイベル・レナ役の織部ゆかりさん、ハロ役の広橋涼さん、フィクジィ・フィクス役の梶裕貴さん、アザミ・メギッネ役の井上喜久子さん、ジョフ・アイディ役の江頭宏哉さんが出演することも発表された。

 新さんは「小さい頃から見てきたガンダムに乗れる! しかもVR映画という新鮮な形で携われたことが光栄です。自分の視点で描かれる物語を追っていくのがどんなふうになるのか、僕自身かなり楽しみなので期待しています!」とコメント。

 種崎さんは「このような形でガンダムに乗れる日がくるとは思わず、収録中もなんだか不思議な感覚でした。見るだけでなく“体験できる”、たくさんの方の長年の夢がかなうに違いない今作が、ついに皆様の元に届くのだなぁと思うとドキドキします!宇宙世紀、存分に体感していただけたらと思います……!」と話している。

 伊瀬さんは「今作は今までのアニメーション映画とはまた違う、実際に自分が操縦し、パイロットとして映画の中に入り込んだような体験をすることができる、新感覚の映像作品になってると思います。ガンダムの脈々と受け継がれる熱い魂は変わらず、視聴者の皆さんの心を震わせる物語に間違いないので、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです」とコメントを寄せている。

 「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」の舞台はU.C.0096(宇宙世紀0096)で、主人公は、連邦でもジオンでもない非公式の傭兵(ようへい)組織アージェント・キールに所属する。同組織は、ジオンと内通する連邦高官アザミ・メギッネの暗殺任務を請けるが、出撃直前に連邦軍のジェガン隊から艦隊を襲撃され、混迷を極める中、ひそかに所有する“銀色のガンダム”が宇宙に放たれることになる。

 バンダイナムコフィルムワークスと「Gloomy Eyes」「Battlescar」などを手掛けてきたフランスのVR制作会社アトラスVが共同制作する。鈴木健一さんが監督を務め、関西リョウジさんが脚本、ことぶきつかささんがキャラクターデザイン、明貴美加さんがメカニカルデザインを担当する。中川翔子さんが主題歌「ACROSS THE WORLD」を歌う。10月4日午前2時からMeta Quest 2、Meta Quest 3向けに発売される。価格は2800円で、事前予約価格は2500円。

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