BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」のビジネス情報コーナー「BizBuz」では、「再生可能エネルギー 資源量世界3位! 温泉から地熱発電へ」と題して、注目を浴びる地熱発電について紹介した。
2011年の東京電力福島第一原発事故以降、再生可能エネルギーが注目されている。特に、再生可能エネルギーで発電した電力を電力会社が買い取ることを義務づけた固定価格買取制度(FIT)導入以降、多くの企業が太陽光発電に参入した。
だが、今年1月、「FIT」が見直され、太陽光と風力の買い取りが抑制されたため、価格が1キロワット当たり32円から27円へ下がった。自然エネルギー財団の事業者への調査では約8割の事業者が、今後2年間で太陽光発電市場が縮小すると答えている。んです。
そこで、地熱が注目を浴びている。日本は、狭い国土の中に活火山が集中しており、地熱資源量は米国、インドネシアに次ぎ世界3位を誇る。だが、活火山のある地域の大半が国立公園に指定されているため、開発が厳しく制限されており、温泉の熱水を使う事に、地元は「枯渇してしまうのではないか」「温泉の温度が下がってしまうのではないか」という不安があるため、理解を得ずらいという。
そこで、太陽光発電から地熱発電にシフトを目指している発電・蓄電システムの開発販売のグローバル・リンクの富樫社長に地熱エネルギーの可能性について話を聞いた。富樫社長は「温泉の地域で無造作に捨てられている蒸気に注目し、温泉の旅館、ホテルと協業しながら みんなで町おこしを含めて、地熱発電を推進していきたい」と語っている。
2015年8月30日放送
放送時間:BS11毎週日曜日 午後6時00分~6時55分
キャスター:
元村 有希子(毎日新聞編集委員)
田野辺 美鈴
コメンテーター:
山路 徹(ジャーナリスト)
BizBuzコーナー
出演:猪狩 淳一(毎日新聞デジタル)