人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」のリメークシリーズの最新作「ヤマトよ永遠に REBEL3199」の最終章となる第七章「虹色の輪廻」の完成披露舞台あいさつが10月2日、新宿ピカデリー(東京都新宿区)で開催され、サーシャ役の潘めぐみさん、マザー・デザリアム役の潘恵子さん、ランベル役の江口拓也さん、総監督の福井晴敏さん、監督のヤマトナオミチさん、桐生美影役の中村繪里子さんが登場した。1980年公開の「ヤマトよ永遠に」では、めぐみさんの母・恵子さんがサーシャを演じており、母から役を受け継いだことが話題になっている。恵子さん、めぐみさんの親子が「ヤマト3199」への思いを明かした。
恵子さんは「4年くらい前にお話をいただいたんです。私くらいの年齢になると、あした何が起きるか分からない。責任を持てないと思っているので、お断りしたんです。そしたら、福井さんから『私の作品はお嫌ですか?』とメールをいただいて」と明かすと、福井さんは「そんなことは書いていないですよ(笑)」と否定しつつ、恵子さんにアプローチしたといい、恵子さんは「『若い人と同じようにできない』と言ったけど『大丈夫!』と言うんです。『3行くらいしか続かない』と言ったら、台本がキレイに3行ずつ分かれていたんです。それが、長くて……。だまされちゃったかな(笑)。でもね、『宇宙戦艦ヤマト』で、まさか皆さんとまたお会いできると思っていませんでしたから。福井さんのおかげです。ありがとうございます」と感謝した。
福井さんは、親子のキャスティングについて「二人で声を合わせることとケンカをすることは決めていました。ケンカするシーンの後、『気まずくなかった?』と聞いたけど、そんなことはなかったようで」と話すと、めぐみさんは「私は、反抗期がなかったので、人類と星を賭けた親子ゲンカをさせていただきました」と笑顔を見せた。
マザー・デザリアムとサーシャの声がシンクロするシーンについては、めぐみさんは「(マザー・デザリアムは)親の声ほど聞いた声ですし、合わせるというよりは染みついています。しゃべりだすと自然にそうなっていきました」と振り返った。
福井さんはマザー・デザリアムについて「何千年前に作られた。いきなり生まれて、いきなり大人になっている。原作のサーシャに近い構造になっている。マザー・デザリアムは、成長することに間に合わないまま、人類を救済しようとして、ああいう形になってしまった。潘恵子さんに演じていただくのは象徴的です。声がどんどん若返っていくシーンがあるのですが、17歳の声になっているんです」と恵子さんの演技に圧倒されたようだった。
「ヤマト3199」は「ヤマトよ永遠に」「宇宙戦艦ヤマトIII」を原作に、新解釈を加えて再構成した。第七章は、10月30日から上映される。