俳優の東出昌大さんと三浦貴大さんがダブル主演を務める映画「Winny」(松本優作監督)の公開記念舞台あいさつが3月11日、東京都内で行われ、東出さんや三浦さん、和田正人さん、松本監督が登場した。
映画は、技術者の権利と未来を守るため、権力やメディアと闘った男たちの真実を基にした物語。2002年、開発者・金子勇(東出さん)は、簡単にファイルを共有できる革新的なソフト「Winny」を開発、試用版を「2ちゃんねる」に公開をする。Winnyは本人同士が直接データのやりとりができるシステムで、瞬く間にシェアを伸ばしていく。しかし、その裏で大量の映画やゲーム、音楽などが違法アップロードされ、ダウンロードする若者も続出。次第に社会問題へ発展し、開発者の金子も著作権法違反幇助の容疑をかけられ、2004年に逮捕されてしまう。サイバー犯罪に詳しい弁護士・壇俊光(三浦さん)は、金子の逮捕の報道を受け、弁護を引き受けることになり、弁護団を結成。金子と共に裁判で警察の逮捕の不当性を主張するも、第一審では有罪判決を下されてしまう。しかし、運命の糸が交差し、世界をも揺るがす事件へと発展する……。