俳優の窪塚洋介さんの主演映画「Sin Clock」(牧賢治監督、2023年2月10日公開)の本編シーンが12月9日、公開された。男たちの人生逆転を懸けた強奪計画が動き出す重要シーンとなっている。
「Sin Clock」は、牧監督の商業映画デビュー作で、窪塚さんにとって約18年ぶりの邦画長編映画単独主演作。最低の人生を生きる男たちが思いもよらぬ“偶然の連鎖”に導かれ、たった一晩の“人生逆転計画”へ挑む様をスリリングに描く。窪塚さんは、人生どん底のタクシードライバー・高木役で、人生逆転を懸けて絵画強奪計画に挑む。そのほか坂口涼太郎さん、葵揚さん、橋本マナミさん、田丸麻紀さん、「チョコレートプラネット」長田庄平さん、般若さんらも出演する。
今回公開されたのは、運命の夜を捉えた本編シーンの一部。窪塚さん演じる主人公・高木シンジの部屋に突如乱暴に入ってきたのは、葵さん演じる賭博狂で元自衛官の同僚・坂口キョウ。キョウは何事かと驚くシンジに鋭い目線を向けると、「俺もお前も、このままやったら、ずーっとこのままやぞ」と切り出し、背後に黒いカネがうごめく幻の絵画強奪計画をシンジに持ちかける。その言葉は、理不尽な理由で仕事や家族を失いふつふつと社会への怒りをため込んでいたシンジの心を強烈に突き動かし……という内容。