女優の武田梨奈さんが11月3日、東京都内で行われた映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」(藤原知之監督)の初日舞台あいさつに登場。クジラを飼育する博物館を舞台にした同作で飼育員役を演じた武田さんと主演の矢野聖人さん、学芸員役の岡本玲さんの3人は「実は泳げない、カナヅチだった」ことを司会者から暴露され、観客を驚かせた。
映画は、和歌山県に実在するクジラだけを飼育している「太地町立くじらの博物館」を舞台に、クジラを愛する青年・鯨井太一(矢野さん)をリーダーに、博物館を盛り上げていく様子を描いたクジラと人間の奮闘記。舞台あいさつには、武田さん、矢野さん、岡本さんのほか、鶴見辰吾さん、近藤芳正さん、秋吉織栄さん、葉山昴さん、藤原監督も登場した。
アクション女優として活躍する武田さんは、撮影中泳げなかったことをスタッフや藤原監督にも「言わなかったです……」と苦笑い。「正直怖かったですし、泳げないことでキャスティングを変えられたらどうしようと。アクションやっているから、泳げる前提で呼ばれているのかなと思った」と当時の心境を明かした。
撮影に入る1カ月前には、着衣水泳ができるというお笑いコンビ「チーモンチョーチュウ」の白井鉄也さんに「鬼のトレーニングをしてもらった。ただ泳ぐだけじゃなくて、深いところで立ちながら泳ぐ練習とかをしました。助かりました」と笑顔を見せた。