俳優の佐藤健さんが5月10日、東京都内で行われた第24回橋田賞の授賞式に出席。昨年放送された連続ドラマ「天皇の料理番」(TBS系)での演技が評価され、鈴木亮平さんとともに同賞を受賞した佐藤さんは「大変光栄。改めて『天皇の料理番』という作品に出演できたことをうれしく思う」、鈴木さんも「主役を演じた佐藤健と一緒にこのような賞をいただけてうれしいかぎり」と喜びを語った。
ドラマ自体も橋田賞に選ばれ、授賞式に出席した脚本家の橋田壽賀子さんは「非常に楽しんで見ていた。(脚)本も面白かったけど、佐藤健君がおもしろかった」と評価し、佐藤さんに対して「あなたは若いときから年寄り(の役)まで一生懸命なさったのが、すごく好感を持てて、ファンになりました」と語っていた。
橋田賞は、優れたテレビ番組や俳優などを表彰しようと1993年に橋田文化財団が創設した賞。今回は番組が「天皇の料理番」のほか、連続テレビ小説「あさが来た」(NHK)、同ドラマ脚本の大森美香さん、「デート~恋とはどんなものかしら~」(フジテレビ)脚本の古沢良太さん、俳優では、佐藤さん、鈴木さんのほか、「居酒屋もへじ」(TBS)の岸本加世子さん、新人賞は「コウノドリ」(同)の吉田羊さん、特別賞は三田佳子さんが受賞した。大賞は該当なしだった。
この日の授賞式には、吉田さん、岸本さん、三田さんらも出席。「あさが来た」の出演者を代表して小芝風花さんも登場した。