柚希礼音、コロナ禍でのファンへの思い吐露　「会えなくても心がつながっていると再実感」

　　元宝塚星組トップスターの柚希礼音（ゆずき・れおん）さんが8月7日、東京都内で、4枚目のCD「PARTY！」（4日発売）の発売を記念し、会見を行った。昨年、新型コロナウイルス感染を発表した柚希さんは、「自分自身もコロナになり、舞台も中止になってしまって、考えることがたくさんあった」と回顧。「そんな中でファンのみなさまにパワーや勇気をいただいたので、メッセージをしっかりお届けしたいと思いました」とコロナ禍で改めて実感したファンへの思いをCDに込めたと語った。

　　柚希さんは、「ファンのみなさまといつもお会いできていたので、こういう日々でいきなり、まったくお会いできないことになるんだな、と……。オンラインイベントはできますが、お顔をお一人ずつ見ることができなくなった。心と心の密なコミュニケーションを大切にしてきたので、なんだかすごくさみしい気持ちになりました」と心境を吐露。

　　続けて、「家でじっとしているとき、お手紙やメッセージで私のことを家族のような気持ちで見てくださっているんだなと知り、離れて会えなくてもすごく心がつながっていると再実感した。そういう思いを込めて、CDを作らせていただきました」と思いを明かした。

　　シングルに含まれる楽曲「I miss you」は自ら作詞を手掛けた。「自分自身がコロナになって舞台が止まって、いつも会えていたファンの皆様と急に会えなくなり『心がこんなにつながっていたんだ』と感じた経験から作詞させていただきました」と背景を説明。「いつも作詞するときはバラードが多いですけど、初めてすごく明るい曲で作詞したので、楽しんでいただけたらと思います」と笑顔を見せていた。