WOWOW:女優・中谷美紀を特集 「連続ドラマW ギバーテイカー」放送記念

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 数々の印象的な作品で主演を務めてきた中谷美紀。そんな彼女が主演を務めた「連続ドラマW ギバーテイカー」が1月22日から毎週日曜午後10時にWOWOWプライム、WOWOW4K、WOWOWオンデマンドで放送・配信される。さらに放送スタートを記念して、中谷の主演映画5作品を特集。映画本編の前に中谷本人による特別コメントを付けてお届けする。

 ◇中谷美紀が娘を殺された女性刑事に 「連続ドラマW ギバーテイカー」(WOWOWプライム・WOWOW4K、1月22日午後10時)

 中谷美紀演じる、娘を殺された女性刑事と、菊池風磨演じる猟奇殺人犯の息詰まる死闘を描く「連続ドラマW ギバーテイカー」。累計発行部数1000万部超の人気マンガ「ライフ」で知られるすえのぶけいこの「ライフ2 ギバーテイカー」(講談社アフタヌーンKC)が原作のクライムサスペンスだ。

 中谷が演じる主人公・倉澤樹は12年前に愛娘を教え子に殺されたことをきっかけに、小学校教諭から刑事に転身。“自分と同じように苦しむ人をひとりでも多く救いたい”という想いのもと、時に自身の危険を顧みずに行動してしまうという役どころだ。

 そんな倉澤と対峙(たいじ)するのが菊池演じる猟奇殺人犯の貴志ルオトだ。“幸せは奪うもの”という異常な価値観を持ち、12年前の小学6年生の頃に倉澤の娘を惨殺。医療少年院を退院後、小林一真という偽名でベーカリー「幸せの穂」に勤務しているが……。

 2人を取り巻く登場人物も豪華キャストが演じる。池内博之が、倉澤が所属する神奈川県都筑中央署の刑事・今井要、深川麻衣が倉澤の警察学校の同期で親友の椿理子を演じるほか、馬場ふみかはパン屋「幸せの穂」の従業員で、ルオトに洗脳されていく津山聡美役、吉沢悠はオリジナルキャラクターである倉澤の元夫・小野塚優一役、斉藤由貴はルオトの母・貴志茉莉絵役を務めている。

 <ストーリー>

 元小学校教諭の刑事である倉澤樹は12年前、当時小学6年生だった教え子・貴志ルオトに、愛する娘を惨殺された過去を持つ。事件当時12歳という犯人の幼さも相まって、この猟奇殺人事件は日本中に大きな衝撃をもたらした。倉澤は被害者遺族として絶望を味わい、その経験から生まれた“自分と同じように苦しむ人をひとりでも多く救いたい”という想いのもと、刑事になった。

 その強い信念に突き動かされ、事件解決に奔走する日々を送ること12年、倉澤は娘の命日を目前にルオトが医療少年院を退院することを知る。そして、ルオトが「完全に更生した」という話を聞くも、被害者遺族として疑心を抱かずにはいられない彼女のもとに、ある日、不審なメッセージが届く。「あなたの大事なものを、もう一度奪います」。それは、再び日本中を震撼(しんかん)させる新たな事件の始まりだった……。

 ◇「BeRLiN」(WOWOWシネマ、1月22日午前8時半)

 新人時代の中谷美紀の映画初主演作「BeRLiN」を、1月22日午前8時半からWOWOWシネマで放送。永瀬正敏、萩原聖人ら豪華キャストも出演して注目を集めたストリート・ロマンティック・ムービーだ。

 ベルリンの壁のかけらを持つ天真爛漫(らんまん)な風俗嬢、キョーコと、その笑顔と優しさが忘れられず、失踪した彼女の行方を追う男たちの物語。5年越しの企画を実現し、後に名バイプレーヤーとしても活躍する利重剛監督が本作によって日本映画監督協会新人賞を受賞。「花とアリス」など岩井俊二監督作品などで活躍した撮影の名手、篠田昇による躍動感あふれる映像美も見どころ。主演は人気男優の永瀬と、女優としてまだ新人だった中谷。ダンカン、大島渚監督、鴻上尚史、松田美由紀らも出演している。

 <ストーリー>

 性風俗に関するドキュメンタリーの撮影隊は、2カ月前に突然姿を消した風俗嬢、キョーコの知人たちを取材する。サラリーマンのオガタは彼女を気に入った客のひとりだが、仕事をサボって撮影隊に同行する。キョーコの仕事仲間、職場のオーナー、他の男性客たちから語られる、キョーコとの思い出の数々。彼女はベルリンの壁のかけらをお守りにしていたらしい。やがて撮影隊は彼女の部屋で同棲(どうせい)していたという青年、鉄夫に出会い……。

 ◇「電車男」(WOWOWシネマ、1月22日午前10時25分)

 掲示板サイト「2ちゃんねる」で繰り広げられたオタク青年の恋物語を映画化した「電車男」をWOWOWシネマで1月22日午前10時25分から放送。山田孝之と中谷美紀が共演、ネット掲示板の仲間に励まされつつ、不器用ながら恋を進めていく青年の姿を描く。

 電車内で中年男に絡まれていた女性を助けたことから、彼女に恋したオタク青年“電車男”。初めての恋に戸惑う彼は、ネット掲示板でアドバイスを求める。気弱だが純情でひたむきな主人公役を、若手時代の山田が好演。そんな主人公を温かく見守るヒロイン“エルメス”役には中谷美紀。電車男の奮闘に、応援していたはずの掲示板仲間たちが逆に元気づけられていく姿が爽やかな感動を呼ぶ名作だ。

 <ストーリー>

 電車内で中年男に絡まれていた女性を、勇気を振り絞って助けたオタク青年。美しい彼女に一目惚れする彼だが、後日お礼にエルメスのティーセットをもらうもその後どうしていいか分からず、ネットの掲示板に相談を書き込む。掲示板参加者たちは、いつしか初めての恋に戸惑う彼を“電車男”と呼んで自らを重ね、恋の行く末を見守る。そんな仲間たちのアドバイスを頼りに、憧れの“エルメス”との交際を進める電車男だが……。

 ◇「嫌われ松子の一生」(WOWOWシネマ、1月22日午後0時15分)

 「告白」の異才、中島哲也監督が中谷美紀を主演に迎えた話題作「嫌われ松子の一生」をWOWOWシネマで、1月22日午後0時15分から放送。ある平凡な女性が不器用さゆえ転落していった人生をポップかつスタイリッシュに描いたコメディーだ。

 山田宗樹の同名小説が原作ながら、前作「下妻物語」の斬新なスタイルが注目された中島監督らしく、時にファンタジー風の場面、時にミュージカル場面を織り交ぜ、ポップな感覚がさらにパワーアップ。松子が光GENJIの大ファンになったり、片平なぎさが2時間ドラマの女王として登場するパロディー要素も中島監督らしいユーモアにあふれている。ダメ人間かもしれないが、常に純粋さを失わないヒロイン松子への愛情にあふれる人生賛歌だ。

 <ストーリー>

 東京の下町で53歳の女性、松子が殺される。彼女の部屋を片付けるおいの笙は遺品から伯母がどんな人生を送ったかをたどる。福岡生まれで中学教師となった松子だが、窃盗を起こした教え子の龍をかばったことから退職。家族とけんかになって家を出るが、その後も交際相手に捨てられたり、風俗嬢になったりと波瀾(はらん)万丈の半生を送る。そんな松子だが、ようやく幸福をつかもうとしたとき、過去に起こした殺人事件で有罪となってしまう……。

 ◇「繕い裁つ人」(WOWOWシネマ、1月22日午後2時35分)

 池辺葵の人気マンガを「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」の三島有紀子監督が実写映画化した「繕(つくろ)い裁つ人」がWOWOWシネマで、1月22日午後2時35分から放送。中谷美紀が、祖母の洋裁店を引き継ぎ、頑固だが丁寧な仕事ぶりでお客にも信頼の厚い2代目店主を好演しているヒューマンドラマだ。

 慣れ親しんだ神戸で撮影したいという三島監督の希望により、神戸を中心とする関西でのオールロケとなった本作。三島の母校である神戸女学院大も舞台となっており、美しい風景や独特の空気感が醸し出す、どこか不思議な雰囲気も見どころだ。主人公の市江を演じる中谷のりんとしたたたずまいが美しく、もう一つの主役ともいえる“洋服”の数々も見逃せない。

 <ストーリー>

 神戸の街を見渡す坂を上ったところに、“南洋裁店”という小さな看板を掲げる古びた洋風の一軒家があった。店主の市江が作る一点ものの手作りの洋服はいつも即日完売という人気ぶり。神戸のデパートに勤める藤井は市江にブランド化の話を持ち掛けるが、まるで頑固な老人のような彼女は興味を示さなかった。だが、自分でデザインしたドレスを作りたいはずだという藤井の言葉に、市江の心に封印してきた何かが動き出す……。

 ◇「総理の夫」(WOWOWシネマ、1月22日午後4時半)

 原田マハの小説を、「かぐや様は告らせたい」シリーズの河合勇人監督が田中圭と中谷美紀のダブル主演で映画化した「総理の夫」をWOWOWシネマで、1月22日午後4時半から放送。総理大臣に就任し、日本で一番忙しい女性になった美人妻と、鳥が大好きな年下夫の夫婦愛を描くポリティカルコメディーだ。

 日本初の女性総理大臣・相馬凛子を演じる中谷は、りんとしたたたずまいの中に強さを併せ持つ女性像を好演。そんな凛子を自分なりに支えようとする年下の夫・日和役の田中は、持ち前のコメディーセンスを発揮し、中谷と息の合った演技を見せる。凛子を支える内閣広報官・富士宮あやか役の貫地谷しほり、連立政権の中にいながら総理の座を淡々と狙う“政界のドン”原久郎役の岸部一徳など、主演2人を支える演技派キャストの好演も見どころだ。

<ストーリー>

 ソウマグローバル社の御曹司で、鳥類研究所に勤務する鳥オタクの相馬日和。彼の妻・凛子は少数野党の党首として活躍する政界注目の国会議員だったが、日和自身は政治にはまるで無縁だった。そんなある日、凛子が日本初の女性総理に就任。突然の事態に混乱する日和は、内閣広報官の富士宮から携帯にGPSを付けられ、日常も徹底的に管理されるなど生活が激変してへとへとに。一方、政界のドンと呼ばれる原が突然凛子を裏切って……。

  ◇「連続ドラマW 東野圭吾『片想い』」(WOWOWオンデマンドで配信中)

 中谷美紀のWOWOW初主演作「連続ドラマW 東野圭吾『片想い』」もWOWOWオンデマンドで配信中。東野圭吾が“ジェンダー”を題材にした累計発行部数100万部を超える傑作ミステリーを原作に、中谷が性同一性障害の主人公を演じた話題作だ。

 東野ミステリーの真骨頂ともいうべき予測不可能で緻密な展開に加え、中谷演じる性同一性障害の主人公、日浦美月が殺人を告白したことをきっかけに、かつての仲間たちが再び協力し合うという、30代の青春群像劇という側面も併せ持つ本作。WOWOW初主演となる中谷が性同一性障害の主人公を好演しているほか、スポーツライターの西脇哲朗役の桐谷健太、その妻、理沙子役の国仲涼子、大学時代の友人、早田幸弘役の大谷亮平、美月の元恋人、中尾功輔役の鈴木浩介ら豪華俳優陣が脇を固めている。

<ストーリー>

 スポーツライターの西脇哲朗は大学時代に所属していたアメリカンフットボール部のマネジャー、理沙子と結婚したが、夫婦仲はうまくいっていない。ある日、哲朗は早田幸弘、須貝誠らチームメートと同窓会を開いた帰り、須貝と忍び込んだ大学のグラウンドで部のマネジャーだった日浦美月に遭遇する。

 異様な雰囲気を醸し出す美月の口からは「人を殺した」という衝撃の言葉が。さらに哲朗宅で美月は、哲朗、須貝、理沙子に対し自分が性同一性障害だと告白。男としてクラブでバーテンダーとして働く美月が、ホステスの佐伯香里につきまとう客を人目のない所で殺したというのだ。最初は絶句した哲朗らだが、アメフト部の元部員で美月の元恋人、中尾功輔も交え、美月を守ろうと決意する。そんな折、美月が失踪。哲朗は美月を捜すうちに、次々と苦悩に満ちた事実に直面する。

提供:WOWOW