特撮ドラマ「仮面ライダー」シリーズの最新作のタイトルが「仮面ライダージオウ」に決まり、テレビ朝日系で9月2日から放送されることが26日、明らかになった。2000年にスタートした「仮面ライダークウガ」から続く「平成仮面ライダー」シリーズの20作目の記念作で、元号の変わり目に放送されることもあり、最後の平成仮面ライダーとなる。仮面ライダージオウは、これまでの平成仮面ライダーの力を使って戦うことになり、歴代の平成仮面ライダーが総登場したビジュアルも公開された。
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仮面ライダージオウのモチーフは時計で、時空を旅して戦うタイムトラベルライダーとなる。マスクの額の部分に「カメン」という文字、目は「ライダー」という文字がデザインされる。変身ベルト「ジクウドライバー」に、変身アイテム「ライドウォッチ」を装填(そうてん)することで変身。ライドウォッチに秘められた歴代の平成仮面ライダーの力を解放することで、平成ライダーのアーマーを装着できる。例えば、ビルドライドウォッチを使うことで、ジオウ ビルドアーマーに変身し、ドリルと物理学を駆使して戦う。顔に「らいだー」という文字が書かれた謎のライダーも登場する。
主人公は、時空を旅して、歴代平成仮面ライダーたちと出会いながら、過去、現在、未来、あらゆる時を救おうとする。王になることを夢見る2000年生まれの主人公の前に突如、タイムマシーンが現れ、謎の少女が「私は2068年からやってきた。未来の世界は魔王が君臨し、人々を苦しめ、希望のない世界を作り出している」「未来のアナタこそが、いずれ世界を破滅させる魔王にして時の王者“ジオウ”となる」と告げ、時空を超えた戦いに身を任せることになる。
これまでも平成仮面ライダーを手がけてきた田崎竜太さんらが監督を務め、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」「新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION」などの下山健人さんらが脚本、「宇宙戦艦ヤマト2199」などの出渕裕さんらがクリーチャーデザインを担当。テレビ朝日の佐々木基さんがチーフプロデューサーを務め、同局の井上千尋さん、東映の白倉伸一郎さんらがプロデューサーとして参加する。同局系で9月2日から毎週日曜午前9時に放送。
平成ライダーの歴史は「挑戦の歴史」でした。毎作ごとに変わるスーツデザインと変身ベルトのギミック、そして、工夫を凝らしたユニークなストーリー設定。どれ一つとして同じものはありません。はたしてこれを仮面ライダーと呼んでよいのだろうかという自問自答を繰り返しながら、これまでになかったものを生み出したいとシリーズの可能性を広げてきた「いまだ試行錯誤の歴史」といってもよいかもしれません。
20作の節目を迎える「仮面ライダージオウ」も挑戦の系譜は続きます。「カタカナとひらがなをレタリングした個性あふれるマスク」「主人公自身がラスボスであることを知ることからはじまる物語」「19作にのぼるレジェンドライダーの力を使いこなすライダー」。ただただ視聴者の皆さんに楽しんでもらいたいと試行錯誤の末にたどりついた設定です。
一般的にいえば平成ライダーシリーズは長寿番組ですが、決め手といえるヒットの法則が存在しません。毎回が新作、毎回が真剣勝負です。元号の変わり目に位置する作品として、これまでの平成ライダーをリスペクトしつつ、新たな時代のパイオニアたらんと燃えています。仮面ライダージオウは時空を旅することができるライダーです。まだ誰も見たことのない未体験のライダーワールドに皆さんをお連れしたい。“日曜午前9時”はテレビの前でジオウたちとともに1年間続くスリリングな旅をお楽しみいただけると幸いです!
平成とは何だったのか? 今の子供たちは、みんな平成生まれ。いずれ彼らが平成を振り返る日がやってきます。その時、彼らの心の中核には「平成仮面ライダー」がいることでしょう。過ぎ去った昨日を振り返るというより、来るべき明日への希望を託し、若き仮面ライダーたちが時空を超えて駆け抜けます。次代を担う子供たちと共に。一緒に未来を切り開くために。
平成仮面ライダーとして「最後の」ライダーとなることが運命づけられている本作「仮面ライダージオウ」。その一歩が平成を飾った英雄たちの物語に赤い血潮を取り戻し、その息吹が殿堂におさまったライダーたちに再び熱い鼓動を送り込みます。平成仮面ライダーたちが生きた時間の王者。仮面ライダージオウの“覇道”が今、動き始めます。
脚本:下山健人ほか▽音楽:佐橋俊彦▽クリーチャーデザイン:出渕裕ほか▽チーフプロデューサー::佐々木基(テレビ朝日)▽プロデューサー:井上千尋(テレビ朝日)、白倉伸一郎(東映)、武部直美 (東映)菅野あゆみ▽アクション監督:宮崎剛▽特撮監督:佛田洋▽監督 :田崎竜太ほか
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