ダンダダン
第14話「邪視」
7月10日(木)放送分
話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、押切蓮介さんのマンガが原作のテレビアニメ「ハイスコアガール」です。鶴岡信哉プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。
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ーー作品の概要と魅力は?
作品の魅力はなんといっても実際のゲーム映像やゲーム機をそのまま使用したゲーム演出と、ノスタルジックかつ誰しもが感情移入できる王道のラブコメストーリー、この2つの軸が絶妙なバランスで交じり合って構成させていてるところかと思います。
原作の魅力とも重なりますが、キャラクターの心情描写がとても巧みな作品で、特に大野晶というヒロインがしゃべらないこともあり、ゲームプレーを通じて感情が表現されていたり、しゃべるヒロイン日高小春との対比による三角関係だったり、ラブコメ軸がシンプルにとても面白い作品です。
「1990年代アーケードラブコメディー」なのですが、90年代のアーケードブームを体験していなくても、ゲームの知識がなくても、魅力的なキャラクターのラブコメで十分に楽しめる作品ですし、もちろんゲーム好きはさらに100倍楽しめる作品です。
ーーアニメにするときに心がけたことは?
この作品は実際のゲーム映像や筐体(きょうたい)、ゲーム機を再現して本編に登場させなければ、アニメ化する意味はないだろうというのが大前提で、過去にいろいろあった作品でしたし、まずは徹底的に使用許諾をとり、制作体制を整えることが第一でした。その後はアニメへのゲーム画面の落とし込みを試行錯誤し、納得するまで作り込みをこだわり抜いた点ですね。
本筋はあくまでキャラクターたちのラブコメなんです。ゲーム演出のこだわりの部分は注目を集めましたが、その先にあるこの作品のストーリーの魅力、ハルオ(矢口春雄)や晶、小春のキャラクター性や三角関係にいつの間にか自然と引き込まれていくように、ゲーム演出とラブコメ要素を同じくらい強くすることが重要でした。そこは山川(吉樹)監督の演出力やバランス感覚が素晴らしく、その絶妙なバランスのお陰で、一つのアニメ作品として、うまく言えないのですが「とても見やすく」なっていて、30分があっという間に感じられる作品になっているのではないかと思います。
ーー作品を作る上でうれしかったこと、逆に大変だったことは?
先ほども言いましたが、まず許諾関連は本当に大変でしたし、時間もかかりました。全てが初の試みでしたし、これほどのゲーム実映像や実機、筐体などが出てくるアニメは、後にも先にも無いのではないかと思います。協力いただいたゲーム会社様にはひたすら感謝しかございません。
キャラも含めての3DCGアニメーションでの制作というのも大変なチャレンジでした。そこは松倉(友二)プロデューサーの英断で、(制作の)SMDEさんにも相当頑張っていただいて、結果として素晴らしいクオリティーになっていると思います。今だから言えますが、キャラクターの心情や表情の描写、ノスタルジックな背景や美術などはこの作品の肝だと思っていましたので、そのあたりの不安は少しだけあったのですが、杞憂(きゆう)でした。ほかにも苦労話はいろいろありますが、書き切れませんね(笑い)。
ーー今後の見どころを教えてください。
第9話では大野(晶)への気持ちに少しずつ向き合い始めるハルオにリンクするように、受験が始まります。あのハルオがゲームを封印して打ち込むその理由や心情、そしてその結果にぜひご注目いただければ。第10話以降はいよいよ高校生編に突入して、出てくるゲームもラブコメもますます進化していきます。豪華なゲストキャストにも注目ですよ。どうぞお見逃しなく。
ーーファンへ一言お願いします。
大変お待たせしました。ついにブルーレイ&DVDの発売情報が解禁されました。全3巻(各4話入り)で12月19日に発売開始です。アニメ制作の裏側や秘話、本編に即した豪華な特典が満載ですので、ぜひお買い求めいただけたら幸いです! こんなアニメ、2度と現れないかもしれませんし、ゲームも含め、資料的価値も後世で上がるかもしれませんよ⁉(笑い)。
テレビアニメ「ハイスコアガール」 プロデューサー 鶴岡信哉
(C)押切蓮介/SQUARE ENIX・ハイスコアガール製作委員会(C)BNEI (C)CAPCOM CO.,LTD.(C)CAPCOM U.S.A.,INC.(C)KONAMI(C)SEGA(C)SNK(C)TAITO 1986
(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.(C)CAPCOM CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED.(C)CAPCOM U.S.A.,INC. ALL RIGHTS RESERVED.(C)HAMSTER Co.(C)IREM SOFTWARE ENGINEERING INC.(C)Konami Digital Entertainment (C)SEGA(C)TAITO CORPORATION
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