俳優の趣里さんがヒロインを務める2023年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)で、スズ子(趣里さん)の弟・六郎を演じる黒崎煌代さん。少年時代の六郎(又野暁仁くん)の雰囲気をそのまま引き継いだような、マイペースで少し変わったキャラクターが、早くも視聴者から注目されている。そんな六郎を演じる黒崎さんの魅力について、制作統括の福岡利武さんに聞いた。
ウナギノボリ
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黒崎さんは2002年生まれ、兵庫県出身の21歳。2022年に開催された「レプロエンタテインメント30周年企画『主役オーディション』」で約5000人の中から合格し、芸能界入りを果たした“新星”で、「ブギウギ」がテレビドラマ初出演作となる。
黒崎さんは、約300人が参加した「ブギウギ」の弟役オーディションで六郎役に抜擢(ばってき)された。福岡さんは「六郎はとても大事な役なので慎重に選びました。まだあまり世間に知られていないフレッシュな方がいいと思い、いろんな事務所の若い俳優さんとお会いしました」と説明する。
黒崎さんのオーディションでの様子を振り返り、「黒崎さんの天性の素朴感が起用の決め手になりました。今の若い俳優さんは皆さんお芝居が上手で、しっかりとキャラクターを作ってオーディションに臨む方が多いんです。そんな中、黒崎さんはもともとお持ちのピュアな雰囲気のまま、その場に立たれていました。スタッフ一同、『磨けばさらに光る』『これは面白い』と思いました」と語る。
黒崎さんの演技については、「台本を読んで感じたことを一生懸命やろうとする姿勢が素晴らしいと思いますし、そんな黒崎さんの素朴さがそのまま演技に出ていて、とても面白い」と絶賛。「この先もまだまだ六郎が活躍する場面がありますので、楽しみにしていてください」と呼びかけた。
第22回(10月31日放送)では、自身の出生の秘密を知り、傷ついたスズ子を、六郎が抱きしめるシーンも話題になった。思ったことをすぐ口にしてしまううっかりな一面があるものの、姉思いで優しい六郎の今後の活躍に注目したい。
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