今をときめくスターやアーティストにも、初出演、初イベント、初ライブなど必ず存在する“はじめて”の瞬間。そんな未経験ならではのドキドキの瞬間を、本人に振り返ってもらうのが「私のはじめて」です。今回は俳優の佐野勇斗さんに初めてのオーディションについて語ってもらいます。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
初めてのオーディションは映画「くちびるに歌を」(三木孝浩監督)のオーディションでした。
オーディションは六本木だったんですけど、愛知から上京して、駅の近くのハンバーガー屋さんでずっと待っていたのを覚えています。オーディションでは、アンジェラ・アキさんの「手紙」を歌うから覚えてきてと言われていたので、家でめちゃめちゃ練習して披露したんですが、その後2次オーディションに呼んでもらえて。
最終まで残って、そこで初めて芝居をしたのですが。褒めてもらえたんですよ。なぜ褒められたか自分ではちょっとわかりませんでしたが、今でも忘れられないのが、「ここにテレビがあるから、これを人だと思って本気で怒って」とか、「今あなたはあせっています。服をあせってタンスに入れる芝居をしてください」みたいな演技メソッドみたいなことも当時は意味がわからなくて。何をやっているんだと思いながらやっていました(笑い)。そのオーディションで合格し三木監督と出会えたことは運命ですね。(談)
さの・はやと 1998年3月23日生まれ、愛知県出身。2015年の映画「くちびるに歌を」で俳優デビュー。その後は「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)、「真犯人フラグ」(日本テレビ系)、「トリリオンゲーム」(TBS系)などの話題作に次々と出演。俳優のほか、5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」としても活動中。「Prime Video」で独占配信中のオリジナルドラマ「僕の愛しい妖怪ガールフレンド」では主人公のハチを演じている。
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