俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」の第17回「うつろい」が、4月28日に放送され、井浦新さん演じる藤原道隆の“最期”が描かれた。井浦さんは、道隆を演じ切って「実際にどうかということではなく、『光る君へ』の世界の中での藤原道隆という人物を豊かに描くことができたなと思いました」と話している。
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10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
井浦さんは「撮影に入る前にイメージしていた道隆よりも、大石静さんがつくっていく道隆ってうのは、それ以上に豊かな人物像を描いていた」といい、「最初は文学や武道、芸事とか、そっちの方の引き出しをどんどんどんどん使っていくような役になっていくかと思いきや、終わってみたら自分の中でイメージできていなかった不器用さというか、政に関して登記じゃないっていうところをしっかりと描いてくださっている。道隆の人間臭さだったり、文化芸術に造詣のある道隆以外の顔がしっかりと描けた」と手応えを明かす。
いよいよ死期が近づくと、狂ったかのように(高畑充希さん)には「皇子を産め」、一条天皇(塩野瑛久さん)には「伊周(三浦翔平さん)を関白に」と迫るが、結局は43歳でこの世を去った道隆。
その最期の思いについては、井浦さんは「『光る君へ』の世界の中で道かを演じてきて感じているのは一点ですね」と前置きし、「やっぱり一族、家族への思いであり、呪縛であり、でもその家族というものを、道隆を演じる上では常に大事にしていました」と告白する。
「お酒に溺れても、権力に溺れたとしても、道隆の根底にあるものはやっぱり家族であって、父上(兼家)から学び、教えられて手本にしてきた父上のような政。道隆の中では教科書は父上なので、やっぱりそこも親子という関係からなっているので、父上から教えられたことは一族をいかに続けていくか、栄華を続けていくということが、道隆にとっては一番大事なこと」と理解を示し、「だから自分が家族を持ったら今度はそれを息子、今度はその孫へ、いかに渡していけるか、本当にそれだけを大事にしていた。だから本当に政は不得意な道隆ですけれども、家族、一族というものが道隆のすべてだったんだろうな、というふうに感じます」と結論づけた。
「光る君へ」は63作目の大河ドラマ。平安時代中期の貴族社会が舞台で、のちに世界最古の長編小説といわれる「源氏物語」を書き上げた紫式部(まひろ)が主人公となる。脚本を、2006年の「功名が辻」以来、2度目の大河ドラマ執筆となる大石静さんが手掛け、きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。
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