アニメ質問状:「迷い猫オーバーラン!」 キャラ優先で「ちょっといい話」を意識

 話題のアニメの魅力をクリエーターに聞く「アニメ質問状」。今回は、イマイチ繁盛しない洋菓子店を舞台に、愉快な仲間たちとの騒動を描いたアニメ「迷い猫オーバーラン!」です。製作委員会を代表して集英社ライツ事業部の篠崎真哉プロデューサーに作品の魅力を語ってもらいました。

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 −−作品の概要と魅力は?

 魅力を一言でいうとキャラクターです。登場人物は最近のアニメでは、少ないほうかもしれませんが、その分それぞれのキャラクターの深みを感じてほしい。ストーリーは設定よりもキャラ優先で、ドタバタの中でも各話とも「ちょっといい話」を意識しています。キャラクターを通じて、みなさんを少し「優しい気持ち」にすることができるとうれしいですね。

 −−アニメ化企画のきっかけは?

 んんーーー。難しいですね。スーパーダッシュ文庫より本が発売されて、内外とも注目されていた作品でもありますし(そもそもトンデモない刊行スケジュールですしね=笑い)。こちらも一言でいえば運命でしょうか。ぼく自身は、松先生とは面識もあったので、最初っから団結して、読者、視聴者のみなさんに「とにかく楽しんでもらおう!」という思いでアニメ化のプロジェクトが始まりました。

 −−作品を作るうえでうれしいこと、逆に大変なことは?

 製作していくうえでうれしいことは、その過程で多くの方に作品を通じて知り合うことで、新しいアイデア、作品価値が生まれていくことでしょうか。それぞれプロの分野の方が集まり磨いてを繰り返します。その工程が機能的に運営されていることがうれしいし、自分の役目かと思っています。個人的にはそれが「作品愛」と信じて走ってます。逆に大変なこと?……。それはご想像にお任せいたします(結構、ケンカもおきますよ=笑い)。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 いよいよ放送もスタートしました! 各局によって放送日が異なりますが、土曜日にはBS11さんでの放送があって、BSを視聴できる全国のみなさんでもお楽しみいただけます。

 ぜひ見続けていただいて最後まで作品を可愛がっていただけるとうれしいですね。皆さんに楽しんでいただくためのいろんな仕掛けを用意しています。グッズ開発やイベント展開なども盛りだくさん! にゃんにゃん、ワイワイやるのが迷い猫ワールド。ぜひご賞味、ご堪能くださいー。

集英社 ライツ事業部 プロデューサー 篠崎真哉

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