タレントの南明奈さん(20)が14日、NHKの朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の会見に出席。少女マンガ家の卵、河合はるこ役を演じる南さんは「小学校3、4年生のころ本当に少女マンガ家を目指してたことがあって、Gペンやマンガ家の道具を使ったことがあったので、意外とすんなり使いこなせて、経験が役に立ちました。はるこがデビューできるか楽しみにしてください」と意気込んだ。
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ドラマは、マンガ「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさんの妻・武良布枝(むら・ぬのえ)さんの自伝「ゲゲゲの女房」が原案。同枠で48年ぶりに放送時間を変更し、午前8時から放送されている。昭和30~40年代の東京都調布市が主な舞台となっており、楽天的で働き者の布美枝(松下奈緒さん)が、水木しげること夫の村井茂(向井理さん)と出会って結婚し、底なしの貧乏生活の中、命懸けでマンガに打ち込む夫を支え、大らかに生きる姿を描く。放送開始当初は布美枝の出身地・島根を中心に物語が進んでいたが、4月下旬から調布での新婚生活が始まり、5月に入ってからは、のちに「ゲゲゲの鬼太郎」となる「墓場鬼太郎」の誕生や、その執筆を手伝う布美枝の姿などが描かれている。
南さん演じるはるこは、子供のころからマンガが大好きで、母子ものやバレエマンガなど、少女マンガを描いているが、水木しげるの作品に衝撃を受け、熱烈なファンになるという設定。24日の放送で、初登場する。
会見は、出版社のセットで行われ、南さんはジャケットにネクタイ、スラックスというボーイッシュな衣装で登場。「昭和の話って聞いていたので、正直衣装はどうかなって思っていましたが、緑や赤など好きな色が使ってあって、可愛いなと思いました」と満足げだった。「水木先生の部屋のGペンは面白いです」と話し、事務用品が好きだという南さんは「向井さんに、小道具に昔のレジがあると呼ばれて、使い方が分からなかったので2人でいろいろいじったレジ研究が楽しかった」と撮影時のエピソードを明かした。
また、「(小学生のころ)『りぼん』を読んでいて、種村有菜先生の『神風怪盗ジャンヌ』がすごい人気で、絵もすごく好きだったから」とマンガ家を目指したきっかけを語り、「ドラマの小道具に昔のマンガがあって、今のマンガと違うので、休憩中真剣に読んでます」と舞台裏を明かしていた。また、この日は、南さんの21歳の誕生日前日ということで、バースデーイブのケーキと花束がサプライズで贈られた。
ドラマはNHK総合で月~土曜日の午前8時に放送。12日と13日にはこれまでの最高視聴率(4月12日)と同率の18.2%を記録し、番組平均視聴率も16.3%に上昇している。放送は9月25日まで全26週・156回を予定。(毎日新聞デジタル)
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