中川家・礼二:「映画に勇気もらった」 漫才やめても車掌になれる? “鉄子”と熱談

 中井貴一さん主演の映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」(錦織良成監督)の女性限定試写会イベント「らぶてつ」が16日、東京都内で行われ、お笑い芸人の中川家と元タレントで鉄道ファンの豊岡真澄さん(27)ほか、「鉄子」と呼ばれる鉄道好きの女性ゲスト4人が熱いトークを繰り広げた。鉄道ファンの中川家の礼二さん(38)は車掌姿で登場。「漫才やめても車掌になれるんだなと、勇気をもらいました」と真剣な表情で答え、作品をアピールした。

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 コンビを電車に例えると?と問われると礼二さんは「どっしりしていなくて小忙しくしてるので、埼京線かな。勢いはあるけど、芸能界の中央にはいない。我々も山手線や中央線とかになっていかなければ。はんにゃたちは新型車両のN700。でも新型はすぐ落ち着くので……」と得意そうに例えて、周りを大笑いさせた。

 イベント後の取材で、鉄道には興味がないという兄の剛さん(39)は「子供の頃、(礼二さんが)駅名を言うのに延々とつきあわされました。そのうち鏡に向かって、『進行!』とかずっとやってて、これは親が危ないと思って、大阪の大学の精神病院に連れて行きました」と幼少期のエピソードを明かし、礼二さんも「親父にちょっと病院行こうと言われて、内科、精神科と回されました。バリウムまで飲みました。もちろん異常なしでした」と話した。

 「RAILWAYS」は、一流企業に勤めていた49歳の筒井肇(中井さん)が、会社での地位を確立するも家庭を顧みず妻や娘との心の距離は広がっていたある日、田舎の母が病に倒れ、追い打ちをかけるように同期の親友が事故死したという知らせを受ける。仕事に追われて生きてきた肇は、人生を見つめ直し、子供のころからの夢だった「バタデン」こと、島根の一畑電車の運転士を目指して入社試験を受ける。並々ならぬ熱意で見事合格し、運転士として新たな人生をスタートさせた肇と、家族の姿を描いた。「ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ」を企画・制作したROBOTの阿部秀司さんが制作総指揮を務める。三浦友和さんと山口百恵さんの次男で今作で映画デビューする三浦貴大さん、高島礼子さん、本仮屋ユイカさんらも出演する。映画は5月29日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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