俳優の阿部サダヲさんと女優の佐藤江梨子さんが主演のドラマ「離婚同居」が、１８日からＮＨＫ総合でスタートする。「離婚同居」は、柏屋コッコさんが「週刊コミックバンチ」（新潮社）で連載したマンガが原作。阿部さんは連続ドラマ初主演、佐藤さんは初の母親役を演じる。

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　ドラマは、少しばかり名の売れた写真家だった小中大（阿部さん）が、結婚８年目の浮気がきっかけで妻・直子（佐藤さん）と離婚する。だが、直子は数日後に家に戻り、ある事情から同居を申し出る。ヨリを戻したい大は喜んで受け入れるが、次々と不幸に見舞われ、一方の直子はモデルとして再スタートし、輝きを増していく。その後、双方に新たな恋の予感も訪れて……という物語。

　第１話は、大の留守中に、一夜限りの浮気相手の新人モデル・亜美（小林涼子さん）が、突然、家を訪れ、直子に挑戦的な言葉を残し、去っていく。即座に離婚を決め、一度は実家に戻った直子だったが、経済的自立までは娘の百々と大の家に暮らす権利を主張し、奇妙な同居をスタートさせる。離婚を決めた直子は、美しくなっており、大は戸惑う。そして直子は仕事探しを始め、キャバクラにスカウトされ働き始める……。アドリブの効いた阿部さんの演技と佐藤さんとの掛け合いが見もの。各話ごと、大の人生の先輩ともいえるベテラン俳優のゲストが登場する。

　ＮＨＫで行われた会見で、阿部さんは「離婚したことによってきずなが深まること、家族って大事だなと思えた作品です」と意義を強調。佐藤さんは「初めて子供のいる役を演じて、母性が出ました。遺影を撮影するという大の設定で、依頼する７０、８０代の方の一言一言に重みがあります」と見どころを紹介した。共演は西田尚美さん、永井大さん、尾美としのりさんら。ＮＨＫ総合で５月１８日から毎週火曜午後１０時。全５話。（毎日新聞デジタル）