工藤綾乃:撮影初日に「おなか壊した」アンガ、響はお化け役に 映画「怪談レストラン」現場会見

 09年の国民的美少女コンテストグランプリの工藤綾乃さんが初主演する映画「怪談レストラン」(落合正幸監督)の現場会見が18日、東京都内のスタジオであり、工藤さんのほか、劇中でお化け役を演じたお笑いコンビ「アンガールズ」の2人や「響」の長友光弘さんらが役柄そのままの姿で登場した。劇場版のオリジナルキャラクターで14歳の怪奇探偵・天野ハルを演じる工藤さんは「クランクインして1日目におなかを壊して病院に行きました」とスクリーンデビューのプレッシャーと緊張があったことを告白した。

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 「怪談レストラン」は96年に刊行された児童文学のベストセラーが原作。レストランのオーナーである「おばけギャルソン」が、毎回、怪談のフルコースを提供する……という構成で、世界各国の民話を基にした怖がらせるだけではないユーモアあるストーリーと、可愛らしいイラストで小学生を中心に人気を博し、シリーズ50巻、累計800万部を売り上げた。また、09年からテレビ朝日系でアニメ化されている。

 劇場版は、アニメと実写、CGを融合して描かれる。工藤さん演じる天野ハルは、怪奇現象の解明が趣味で、オリジナルの探偵七つ道具を持つ自称・怪奇探偵。妹のマイが、「死に神メール」の仕業だとうわさされる失踪(しっそう)事件に巻き込まれ、ハルは消えた少年少女を連れ戻すため、死人の町へ向かい、CGのお化けキャラクターに立ち向かう。落合監督は工藤さんについて「度胸はあります。初めての芝居ということで最初は不安な部分もあったが、どんどん撮影が楽しくなってる感じが伝わってきたし、芝居が難しいものだと知り始めていて成長が早い。ちょっとした逸材だと感じました」と賞賛した。

 アンガールズの田中卓志さんは自分の内臓を取り出して説明し出す「解剖模型」、山根良顕さんはくちばしの付いた「占いガラス」、「響」の長友さんは顔を真っ赤に塗った「エンマ大王」役を演じている。ほかに、西村雅彦さん、片桐はいりさんらも出演。8月21日から全国東映系で公開予定。(毎日新聞デジタル)

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