ダンダダン
第7話「優しい世界へ」
11月14日(木)放送分
話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、第55回小学館漫画賞の少年向け部門を受賞した篠原健太さんの「SKET DANCE(スケット・ダンス)」(集英社)です。「週刊少年ジャンプ」編集部の金成圭さんに作品の魅力を聞きました。
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−−作品の魅力は?
学園のトラブルは何でも解決!! 開盟学園・学園生活支援部−−通称スケット団は、文字通り皆の頼れるサポーター集団!!……というのは建前で、実際はただの便利屋扱い……。普段は頼りないけどいざというときはキメるリーダー・ボッスンに、紅一点にして武闘派の元ヤン(?)ヒメコ、そして情報収集のエキスパートでオタクのスイッチ−−。そんな3人が目まぐるしく暴れまわる学園コメディーです。サブキャラたちも、変だけど、どこか憎めないヤツらばかり!! さらに、そんな何でもアリなお話を1話完結で読めちゃえます! コミックスのどの巻から読んでもスケット団の虜(とりこ)になること間違いナシです!!
−−作品が生まれたきっかけは?
僕は初代担当ではないので詳しいことは分からなかったりするのですが……。コンセプトはズバリ、「スキマを狙う!!」だったそうです(笑い)。というのも「SKET DANCE」連載開始当初のジャンプで、学園マンガがあまりなかったそうです。さらに言うなら、1話完結スタイルのお話も。そういう中で、コアなファンでも読んだことのない読者でも、いつでもウェルカムな姿勢でマンガを描いていきたいという思いが強かったそうです。だから毎週毎週、手を替え品を替え、いろいろな題材にチャレンジして面白いものを描いていきたいという思いは、今でも変わっていません!!
−−作品を作るうえでうれしいこと、逆に大変なことは?
うれしいというか、良い意味で面食らうのは、ギャグとキャラがぴったりハマった瞬間です。ギャグひとつひとつの完成度が高いのも非常に重要だと思うのですが、もっと大切なのは、「そのキャラがそのギャグをやっている」オンリーワンな感じだと思っていまして……。スケットのキャラじゃないと面白くならない、やっても意味がない。そんなギャグとキャラがハマった回のネームを見せられたら待ち時間の眠気も吹っ飛びます(笑い)。最近だと「第125話 会議・懐疑・快技」とかですね。大変なのは、1話ごとのクオリティーを保ちつつ、毎回新しいこと、ネタを扱うことですが、それが逆に醍醐(だいご)味でもあります! いろいろな題材を扱えることこそ、「SKET DANCE」の強みだと思うので!!
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
相変わらずボッスンはボケてるし、ヒメコはツッコミに忙しいし、スイッチはマイペースだし、部室に依頼にやってくるのは変なやつばっかりだし……って感じで基本はグダグダダラダラやっちゃいます(笑い)。でも……くせものぞろいの生徒会の面々や、魅力的なサブキャラたち、そして最近ではボッスンを慕うツンデレ娘サーヤの登場により、3人の関係にもだんだん変化が生じてきて……なーんてことも今後あるかも!??……ないかも!?
と・に・か・く!!! 読者の皆さんを楽しませたい思いは、どんな作品にも負けません!! 笑いアリ・涙アリ・恋愛アリ・クソゲーアリ・推理アリ……ますます何でもアリになっていく今後の展開をどうぞお楽しみに!!
集英社 週刊少年ジャンプ編集部 金成圭
SKET DANCE 篠原健太 1~13巻 週刊少年ジャンプ(毎週月曜日発売)で連載中
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