龍馬伝:オープニング曲の歌詞は「耳には聞こえない言葉」 リサ・ジェラルドさん会見

 NHK大河ドラマ「龍馬伝」のオープニング曲を歌うアーティストのリサ・ジェラルドさんが来日し、会見を開いた。オーストラリアで生まれ、世界で活躍するジェラルドさんは「その土地土地から感じる周波数のようなもの、耳には聞こえない言葉を歌っています」と歌詞の秘密を明かした。 

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 ドラマの音楽を担当する佐藤直紀さんは「福山さん演じる坂本龍馬に焦点を当てて作りました。龍馬は世界を見ていたはず。グローバルなサウンドが欲しかった」とジェラルドさんの起用理由を説明、佐藤さんは「ALWAYS 三丁目の夕日」とその続編で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞しているが、「龍馬伝の反響をすごく感じています。(子供の)幼稚園の送り迎えで、音楽家という職業は怪しいと思われるようで、昨年までお母さん方の目が冷たかったのですが、今年に入って、龍馬伝が始まってから温かいです」と手応えを語り、「キャリアとしてここをピークにするのではなく、これからももっともっといいものを作っていきたい」と意気込んだ。

 ジェラルドさんは、ハリウッド映画などで作曲家としての活動も行っており、オープニングテーマについては、佐藤さんが作り上げたイメージと、ジェラルドさんが持っていたイメージをすり合わせながら、メロディーを即興で作っていったという。

 ジェラルドさんはオープニングテーマを担当したことについては「大変光栄なことです。日本人以外に声を掛けてくださったことに興味を持ちました」と語り、「自分自身も龍馬のように勇気を持って枠を超える、飛び出していく勇気を持っていたらと思います。この精神は未来に、子供たちにも伝えていくべきもの。龍馬の精神は世界に響き渡るものだと思います」と話していた。

 「龍馬伝」は、坂本龍馬(福山雅治さん)の33年の生涯を、三菱財閥の創業者・岩崎弥太郎の視点から描いたドラマ。大河ドラマ初の4部構成で、現在放送中の第2部「RYOMA the ADVENTURER(冒険者 龍馬)」では、脱藩して浪人になった龍馬が、勝麟太郎(武田鉄矢さん)や西郷吉之助(高橋克実さん)、お龍と出会い、海軍創設のため奔走し、飛躍を遂げていく。NHK総合テレビで毎週日曜午後8時から。(毎日新聞デジタル)

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