東京都青年健全育成条例改正案をテーマにしたムック「非実在青少年読本」が徳間書店から３１日に発売される。８４０円。

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　改正案は、マンガやアニメに登場する１８歳未満のキャラクターを「非実在青少年」と定義付け、非実在青少年への性的暴力を描いた作品の１８歳未満への販売を規制する内容。都は改正案を３月に都議会に提案したが、「『非実在青少年』の定義があいまい」などの批判的な意見がマンガ家や出版界から寄せられており、継続審議となっている。

　ムックでは、冒頭で現行の条例と改正案の条文を紹介。評論家の藤本由香里さん、イラストレーターの安彦良和さん、押井守監督らのインタビューに加え、鈴木みそさんのコミックエッセーなどを掲載。さらに、小説家の冲方丁さん、有川浩さん、榊一郎さんや今川泰宏監督、精神科医の香山リカさんら１１５人の著名人に改正案について聞いたアンケートを掲載している。（毎日新聞デジタル）