アイドルグループ「AKB48」のメンバーで、4人組ユニット「渡り廊下走り隊」のエースとして活躍している渡辺麻友さんが出演するWii用RPGソフト「ゼノブレイド」(任天堂)のCM「機械の体」編が31日から放送されている。渡辺さんは「清楚(せいそ)なルックスと一点の曇りもないピュアな瞳、かつ登場キャラクターが背負う運命を表現できる強い存在感の持ち主」として、今回のCMに起用された。
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Wii用ソフト「ゼノブレイド」は、SFとファンタジーが融合した数々のRPGを手がけてきたゲームクリエイター・高橋哲哉さんが総監督・脚本を務める骨太のRPG。舞台は人類と機械が対立し合う世界で、長い戦いの末に刺し違えたまま眠りについた人の神「巨神(きょしん)」と機械の神「機神(きしん)」の、大陸のように広大な亡きがらの上で暮らす人々の冒険物語。ソフトは6800円で6月10日発売予定。
CMでは、CGを駆使した機械の体を持つ女性が登場。暗闇の中で両手に持った剣を華麗に振り回しながら納刀するシーンを、渡辺さんがクールなアクションと静かなまなざしで演じている。普段は黒髪のロングヘアで清楚なイメージの渡辺さんが、金髪のショートカットのウィッグを着用し、完全にゲームのキャラクターになりきっているのも印象的。「いくらでもこの体、使ってほしい……」というCM中の意味深なせりふは、ゲームの重要な鍵を握るキーワードとなっている。撮影では、体の外装自体は完全にCGだが、そのベースとなる渡辺さん自身の「剣を振り回す」という難度の高いアクションが求められた。
渡辺さんは、撮影後「この金色のウィッグ、すごくほしいです!」というほど金髪のショートカットがすっかり気に入った様子。自身がこの世に存在しないのではと疑われるほど完ぺきな容姿と高いアイドル性から“CG”と呼ばれていることについては「最初はびっくりしたんですけれど、CGキャラという印象や特徴ができてうれしい」と語り、「いつもCGといわれている私が、今回このCMで本当にCGになっているので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいなと思います」と出演を喜んでいた。(毎日新聞デジタル)