アイドルグループ「AKB48」の次回シングルの選抜メンバーをファン投票で選ぶ「AKB48 17thシングル 選抜総選挙『母さんに誓って、ガチです』」の開票イベントが9日行われ、前回1位で中間発表でもトップに立ち、本命視されていた前田敦子さんが、大島優子さんと600票差の3万851票で2位となった。まさかの結果に「私は負けず嫌いなので正直悔しいです」と声を絞り出すのが精いっぱいだった。
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前田さんの名前が読み上げられると、会場はどよめきに包まれ、「えーっ!」「ウソー!」と悲鳴のような声が上がった。瞳を潤ませながら「少しだけほっとしている自分がいます。私はやっぱり1位という器ではないと思います。去年1位をいただけた後に、一番にAKBを引っ張っていかなければいけない立場だと思ったんですけど、私にはうまくできなかったみたいです……」と語った。
「そんなことないよー!」「あっちゃんなければAKBはない!」とファンからの声援に後押しされ、「今年はこの順位で頑張っていこうと思います。でも、もしリベンジできるんであれば、もっとたくさんの方に認めていただけるように、頑張らないといけないと思う。リベンジがあるなら、次は胸を張って堂々とAKB48のメンバーを引っ張っていけるような存在になれるようにがんばりたいと思います」と最後まで涙をこぼすことなくあいさつしたが、壇上で2位の席に座る際には、隣の板野友美さんと抱き合い号泣した。
プロデューサーの秋元康さんは「多分大島優子以外は全員悔しいと思う。この悔しい気持ちが次のエネルギーになると思います。今度は大島優子が1位になったことに満足せずに、悔しい思いがない分、多分大変だと思いますけど、大島優子のことですから、AKB48のことを引っ張って行ってくれると思いますし、輝いてくれると思いますので、心から祝福したいと思います。おめでとう」と祝福した。
大島さんは「私にはできるか分からないですけど、私はずっと横であっちゃんの姿を見てました。プレッシャーも大きいだろうし、本当に大きな物がのしかかってるんだろうなっていうのは常に思ってました。私はそれをサポートする役目としてやってきてましたので、この位置に立つのは本当に恐縮でならないですけど、でも1位になったからには、そんなんじゃいけないと思いますので、がんばるしかないです。頑張ります!」とこちらはうれし涙を見せた。
選抜総選挙は昨年夏に続き2回目。「AKB48」と名古屋を拠点に活動する姉妹グループ「SKE48」の合計104人から、上位21人が8月発売予定の17枚目のシングルのメンバーを決定した。今回も第三者機関の協力を得て、「ヤラセなしの完全ガチンコ方式」で開票された。大島さんが3万1448票で1位を獲得、昨年1位の前田さんは3万851票で2位、篠田麻里子さんが2万3139票で3位だった。(毎日新聞デジタル)
1位 大島優子 (チームK) 31448
2位 前田敦子 (チームA) 30851
3位 篠田麻里子 (チームA) 23139
4位 板野友美 (チームK) 20513
5位 渡辺麻友 (チームB) 20088
6位 高橋みなみ (チームA) 17787
7位 小嶋陽菜 (チームA) 16231
8位 柏木由紀 (チームB) 15466
9位 宮澤佐江 (チームK) 12560
10位 SKE48 松井珠理奈 12082
11位 SKE48 松井玲奈 11080
12位 河西智美 (チームB) 11080
13位 高城亜樹 (チームA) 11062
14位 峯岸みなみ (チームK) 9692
15位 小野恵令奈 (チームK) 9468
16位 北原里英 (チームB) 8836
17位 秋元才加 (チームK) 8049
18位 佐藤亜美菜 (チームB) 6921
19位 指原莉乃 (チームA) 6704
20位 仲川遥香 (チームA) 6567
21位 宮崎美穂 (チームB) 6371