SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』魚人島編
第1話 再出発!集う麦わらの一味!
11月3日(日)放送分
深谷かほるさんが「YOU」(集英社)で連載中のマンガをドラマ化した「ハガネの女」(テレビ朝日系)で何事にもへこたれない臨時教師を熱演している吉瀬美智子さん。小学校4年生の問題あるクラスを受け持ち、バットでなぐられそうになったり、給食のカレーに“ぞうきん汁”を入れられながらも子どもたちに真正面から向き合う芳賀稲子先生、通称「ハガネ」を演じている。これまではミステリアスでクールな役が多かった吉瀬さんだが、今回はノーメークの“人間くさい”姿を披露。「素の自分に近い」という吉瀬さんに撮影の苦労や女優の仕事について聞いた。(細田尚子/毎日新聞デジタル)
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「ハガネの女」で吉瀬さんはトイレで自らバケツの水をかぶったり、児童にバットでなぐりかかられたりと、見た目にもハードな場面を演じている。そんなシーンも「すべて初めてのことなので、楽しくやらせてもらいました」と笑顔で語る吉瀬さん。「初めてのことをするときって結構楽しいですね。カレーにぞうきん汁を入れられたり、現実にやられたらへこむんでしょうけど、ドラマだからあれはあれで面白いなって」と重いシーンも楽しみながら演じている。
子どもたちは撮影中は真剣そのもの。だが、切り替えができているので「すごく和気あいあいとして楽しい、アットホームな感じです」と現場の雰囲気は明るい。「自分自身も子どもに返って、ボールペンを振って『曲がった、曲がった』とワイワイ楽しんだり、調理実習のシーンで子どもたちと一緒にボウルをかぶったり。リアルに子どもたちと一緒にいて雰囲気を楽しんでます。でも、撮影でカメラが回ると、危ないときやにぎやかなときもあるので、『危ないよ』とか『静かにしてね』と大人としてちゃんと注意もします。スタッフの人が言っても聞かなくても、ハガネが言うとピッと聞いてくれたりして、そこはハガネの教育が行き届いていますね(笑い)」と主演であり、先生役としても自覚ができている。
先生へのあこがれは「全くないですね。どちらかというと問題児だった(笑い)」というが、ハガネのような熱血教師役が板に付いている。出演の話が来たときは「原作のマンガを読ませてもらったら、すごく面白くて、とても深いなと思いました。ハガネは憎めないキャラクターで自分にも近いところがあるし、やりたいなと正直、思いましたね。私がハガネをやるとどうなるんだろうって、楽しめそうな気がしました」と前向きにとらえた。実際にハガネを演じてみると「自宅にいるときはすっぴんでヤワラちゃん結び(前髪を結ぶ髪形)だったりと、見た目は(自身と)そのまんまですね。私自身も性格的に曲がったことが大嫌いなので、そういうところもハガネと似ているなと思いました」と役柄に共感した。
18日の放送で5回目を迎えるドラマだが、今後の展開は? 「台本は(5月下旬の段階で)、6話までしか上がってなくて、結末が私にも全く分からないんです。3、4話でちょっと温かい感じになって、5話でドンと重くなって……。波が大きいドラマなので、安心して見られませんけど、毎回、うわっと思ったり、感動もするし、面白いと思います。いろんなメッセージが込められていますので、見ている皆さんの心にひっかかってくれたり、明日からちょっとでも頑張ろうと思ってくれたらいいなと思います」とアピールした。
モデルとしてデビューしたが、3年前に「自分でジャッジして」女優の仕事に移行した。「吉瀬美智子ではなくて、『あっハガネだ』とか役名で呼ばれることが一番うれしいですね。ちゃんと役として入り込んで見てくれたんだなと思うし、自分でもちゃんとやれていたんだなと思うとすごくうれしくなります。何を演じても『吉瀬美智子』じゃなくて、『また違うことに挑戦したね』と思われたいし、違う自分を見せて、驚いてくれたら役者をやっていて楽しいなと思います」と理想の女優像を語った。
次回は、「ハガネの女」の撮影でハードスケジュールをこなす中でのオフの過ごし方や生き方について聞いた。
<プロフィル>
1975年2月17日、福岡県出身。アルバイト中にスカウトされ、モデルの仕事を始める。ファッション誌「Domani」(小学館)など、さまざまな雑誌やCMで活躍。03~07年に「噂の!東京マガジン」(TBS系)でアシスタントを務めた後、07年に「ライアーゲーム」(フジテレビ系)や「働きマン」(日本テレビ系)、「ジョシデカ!」(TBS系)などヒット作に出演し、注目を集める。 08年は「のだめカンタービレ in ヨーロッパSP」(フジテレビ系)を皮切りに「魔王」(TBS系)や「太陽と海の教室」(フジテレビ系)、「ブラッディ・マンデイ」(TBS系)など立て続けに出演し、09年にはNHK大河ドラマ「天地人」、「BOSS」(フジテレビ系)にも出演した。5月21日にスタートしたテレビ朝日系「ハガネの女」(毎週金曜午後11時15分)で連続ドラマ初主演。映画は09年に「白夜」のヒロイン役、09年と10年の「のだめカンタービレ最終楽章 前編/後編」にドラマと同じエリーゼ役で金髪のカツラに眼鏡姿で登場した。10年3月公開の「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」に出演、4月公開のヨットを題材にした青春映画「海の金魚」にも出演している。公開待機作に「死刑台のエレベーター」(10月9日公開予定)がある。
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