“世界一の美女”を決めるコンテスト「ミス・ユニバース」の世界大会が8月に米ラスベガスで行われる。3月に「ミス・ユニバース・ジャパン」に選ばれ、日本代表として世界大会に出場する板井麻衣子さん(26)に、趣味などのプライベートについて話を聞いた。(毎日新聞デジタル)
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−−野菜の図鑑を読んでいると聞きました。
図鑑が大好きなんですよ(笑い)。花や野菜(の図鑑)や、料理のレシピとか。眺めていて楽しい。どこが原産なのかとか、どういう種類があるのか(を見たり)、そこからどういう料理ができるのかを妄想したりしています(笑い)。
−−料理が好きなんですか?
大好きなんです。作るのも食べるのも大好きで、実家にいたころには私が食事担当で、家族の食事を作っていました。健康的な食を周りを巻き込んで推進する自信はあります(笑い)。
−−料理好きになったきっかけは?
大学を卒業して1年ぐらい(東京で)働いたあとに大分に戻ったのが、去年の4月。そこでたくさん食にまつわる出会いがありました。昨日も実家から大好きな農園でできたトマトが届いたんですけど、本当にいいもの(野菜)作りをしている方や、オーガニックの料理を作って提供している方との出会いがあって、自分も食べること、食っていうのをすごく大切に考えるようになりました。その出会いがきっかけです。ナチュラルなものを食べるっていうのはすごく大切にしています。
−−今はまっている料理は。
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魚と野菜っていうペア(組み合わせ)は外せなくなりました。お肉も食べるし、炭水化物もバランスよく取るんですけど、やっぱり食べていて心地がよくなるもの、それは私にとっては魚と野菜かなと思ったりします。
−−ポストカード収集も趣味と聞きました。
いろんな国のポストカードを集めています。口では表現しにくいんですが、面白いものがいろいろあるんですよ。
−−文化的なことに対する興味は強い方ですか。
好奇心は常に持っていて、美術館が大好きだったり、昨日も神楽坂までポルトガルの伝統タイルを展示しているところを見に行ったんです。トレーニングの合間に自分自身の中身も日々、アップデートしていきたいので、インプットする作業も大切に考えています。
−−「クール・ジャパン」と言われるようなポップカルチャーに興味は?
外国に住んでいたとき、(そこに住んでいる)彼らの日本に対するイメージは、アニメとか原宿カルチャー、マンガ、テクノロジーの部分が本当に強かったんです。そこまで伝わるエネルギーは本当にすごい。私は、もう少し多面的な見せ方ができたら面白いと思います。日本には面白い映画監督がいたりとか、素晴らしい映像を撮る方もいらっしゃる。偏らずに日本の着物や織物、映画は美という中で発信していけるんじゃないかと思います。世界の舞台に立った中で、私から少しでも発信していければ。
−−映画もお好きなんですか。
大好きです。河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」は美しいなと思いました。小津(安二郎)監督の作品にオマージュをささげたヴィム・ヴェンダース(監督)の「東京画」は素晴らしいですね。それだけ日本のものが海外の方にも影響を与えている、素晴らしいものだと認めてもらっていることの表出だと思うので、そういうものを見るのはすごく楽しいです。
−−お忙しそうですが、ボーイフレンドは?
今は走り回っておりまして……、いつか(笑い)。
−−どんな方がタイプ?
楽しいことが好きなので、笑いのツボが一緒な方がいいですね。(野菜の図鑑を)一緒に見てくれたらいいですね(笑い)。笑いもですが、その方が持っている価値観を自分も共有できれば。それと、広い意味で何か自分で作り出している方は魅力的だと思います。
次回は8月に行われる世界大会への意気込みなどを紹介する。
<プロフィル>
いたい・まいこ。84年5月21日生まれ。大分県臼杵市出身。AB型。身長173センチ。上智大外国語学部ポルトガル語学科卒業。大学在学中、ポルトガルに1年間留学した経験を持つ。09年12月まで大分市役所に勤務。約4000通の応募者の中から、幾度かの選考を経て、3月9日に行われた最終選考会で「ミス・ユニバース・ジャパン」に選ばれた。