宮藤官九郎:発売30周年「ハイサワー」CMにラップ曲を提供 MC務めるヒップホップユニットで

ヒップホップユニット「ライムサワー」のMCヘルスとして熱唱する宮藤官九郎さん
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ヒップホップユニット「ライムサワー」のMCヘルスとして熱唱する宮藤官九郎さん

 「池袋ウエストゲートパーク」や「木更津キャッツアイ」などを手がけた人気脚本家・宮藤官九郎さんが参加するヒップホップユニット「ライムサワー」の「ライムサワーのテーマ」が、清涼炭酸飲料「ハイサワー」のCMに起用されることが8日、明らかになった。同ユニットがCM曲を提供するのは初めて。

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 「ライムサワー」は、宮藤さんら7人組パンクコントバンド「グループ魂」のサブユニットで、MCヘルス(宮藤さん)とMCソープ(三宅弘城さん)の2人が作詞、DJトッシュ(益田トッシュさん)が作曲を担当している。

 CMは、ハイサワーを知らない“若い世代”をターゲットに、「レモンダンサー」がラップ調の音楽に合わせて踊るという企画で、「ライムサワー」のライブではおなじみだった「ライムサワーのテーマ」の歌詞に「ハイサワー」が取り入れられていることを知り、ハイサワーCMバージョン制作を依頼し、CMのテーマに合った歌詞を盛り込んだスペシャルバージョンが完成した。CMは、ハイサワーこだわりの「一番搾りレモン」のお面を被ったレモンダンサー2人がコミカルに踊るというもので、振り付けは、「タケモトピアノ」CMや「慎吾ママのおはロック」などの香瑠鼓(かおるこ)さんが担当した。

 ハイサワーは、ラムネやサイダー、かき氷用のシロップを製造販売していた博水社がコカ・コーラなどの進出で打撃を受ける中、2代目の田中専一社長がお酒を割る新しい飲み物として開発しようと試行錯誤を繰り返し、赤ちょうちんの代名詞「焼酎」をつかったカクテル「ジンフィズ」のような飲み物が手軽にできる清涼飲料として1980年に完成、「我が輩が作ったサワー」で「輩(ハイ)サワー」と命名し、発売された。「わ・る・な・ら・ハイサワー」のCMとともに大ヒット。その後も3代目の田中秀子社長が考案した03年の「ダイエットハイサワー」、09年の「ハイサワーホップ&レモン」など新商品が人気を呼んでいる。 

 新CMは「ハイサワーレモン編」「ハイサワーホップ&レモン編」で、25日から関東ローカルで放送される。(毎日新聞デジタル)

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