朗読少女:萌え系美少女がiPhoneで名作を読み上げ 「読書をエンターテインメントに」

美少女が名作を読む「朗読少女」の画面
1 / 1
美少女が名作を読む「朗読少女」の画面

 オーディオブック配信サービスの「オトバンク」は13日、美少女キャラクターが芥川龍之介の「羅生門」などの名作を読み聞かせしてくれるiPhoneアプリ「朗読少女」を発表した。

あなたにオススメ

 「朗読少女」は、アニメ「デュラララ!!」「君に届け」などに出演している声優のささきのぞみさんが演じる乙葉しおりが書棚から本を選び椅子に座って名作を朗読するアプリで、読んだところをチェックする付せん機能や現在の時刻を読み上げる時計機能などもある。さらにキャラクターの画面をタップすると、少女との会話が生まれ、返答次第で好感度が変化し、その後の反応が変わったり、ショップでアイテムを購入するなどして、作品のほかに少女の衣装や背景などを変更できるなどの演出も楽しめる。

 「羅生門」のほか、宮沢賢治の短編「よだかの星」、新美南吉の童話「ごんぎつね」の3作をまず配信。初回は450円で作品追加は各350円、体験版の「羅生門 LITE」を期間限定で無料配信している。

 会見では、ささきさんが「羅生門」の朗読を披露。オトバンクの上田渉社長は「純粋に、女の子が本を読んでくれたらうれしいかな、という発想。読書を気軽なエンターテインメントにし、電子書籍のイメージを覆すアプリ」と自信を見せた。また、「読書の場合は『読もう』という気概が必要ですが、『朗読少女』は女の子とコミュニケーションをとって好感度を上げることで、読むことに“ご褒美感”を感じてもらえる。本の読者をもっと増やすきっかけになればうれしい」と話していた。

 オトバンクは、オーディオブック配信サイト「FeBe(フィービー)」を運営しており、約5000本のコンテンツを所有している。(毎日新聞デジタル)

芸能 最新記事