バンパイア(吸血鬼)は、映画や演劇の舞台で繰り返し使われてきた魅力的な題材だ。スウェーデン映画「ぼくのエリ 200歳の少女」(トーマス・アルフレッドソン監督)は、バンパイアの少女と少年の物語。米ニューヨークで開催されたトライベッカ映画祭グランプリほか、数々の賞に輝いた。「初恋」と「ホラー」の要素が相互作用し、透明感たっぷりの美しさと怖さを放つ異色作だ。
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孤独ないじめられっ子、12歳のオスカー少年の住むアパートに同じ年くらいの少女が引っ越してくる。少女はエリと名乗り、父親と2人暮らしのようだ。オスカーはエリと友だちになりたくて近づいていく。ほどなく、町内で謎の殺人事件が起きる……というストーリー。映画化にあたっては、原作者が脚本を手掛けた。ハリウッドでのリメークも決まっているという。
ファーストショットは暗闇に舞う雪。オスカーの孤独な心を映し出したかのような場面が心にしみる。オスカーは母子家庭で、学校でいじめにあっていることを母親に言い出せない。そんな彼が、どこか影を持つ美しい黒髪の少女エリに好意を持つのは必然的なことだったのだろう。
映画は「初恋」の光と、人間の残酷さや闇を、音楽も含めて徹底的に対照的に描き出す。初恋のシーンでは詩情たっぷりに見えた雪が、ホラーなシーンでは血の赤を引き立てる。また、窓をあらゆるシーンで象徴的に利用しているのも印象深い。オスカーにとってのエリとの出会いは窓越しで、エリは窓から入ってくる。窓は2人を隔てている壁、あるいは何かが起きる前触れを映し出すもの……。そのまま“心の窓”を象徴している。
さらに、こんなに美しい子役が出演する映画を見たのは久しぶりである。少年のさらさらヘアー、少女のエキゾチックな瞳。ホント、美し過ぎる! 2人の美しさを強調するように画面はクローズアップを多用し、その2人を取り巻く北欧の寒々しい風景は、二つの孤独な魂をキラキラとまぶしく輝かせ、神秘的なものへと昇華させている。萩尾望都さんが描いたマンガ「ポーの一族」をほうふつさせる映像美だ。2人が美しいからこそ、孤独と美しさと残酷さが余計に胸に響く。10日から銀座テアトルシネマ(東京都中央区)ほか全国で順次公開。(キョーコ/毎日新聞デジタル)
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