ユニコ:手塚治虫の名作マンガが「ムービーコミック」で復活 主人公の声は水樹奈々

「BeeTV」で復活する「ユニコ」のメインロゴ (C)Tezuka Productions・BeeTV
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「BeeTV」で復活する「ユニコ」のメインロゴ (C)Tezuka Productions・BeeTV

 携帯専用放送局「BeeTV」で手塚治虫さんの不朽の名作マンガ「ユニコ」が、「ムービーコミック」(マンガのコマをフルカラー、音声付きで見せる動画コンテンツ)として8月1日から配信されることが16日、明らかになった。主人公のユニコ役には、人気声優の水樹奈々さんを起用。「マンガの神様」の手塚さんと、声優界で人気、実力ともにトップを走る水樹さんとの夢のコラボが実現した。

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 原作のマンガ「ユニコ」は、サンリオが発刊していたマンガ誌「リリカ」で76年に連載を開始。80年に小学館の「小学一年生」で、より児童向けにリメークされ、女子児童を中心に人気を博した。その後、アニメ化、映画化もされている。今回の配信では、すでに絶版となっているカラー版を、BeeTVならではの音声や効果音など演出を加えてよみがえらせる。

 水樹さん演じるユニコは、人々を幸せにする一角獣・ユニコーンの子ども。西風の精「ゼフィルス」によって忘却の丘の果てに捨てられたユニコは、悪魔の子「悪魔くん」や、魔法使いになりたがっている猫「チャオ」、インディアンの子「ティピ」らと出会い、愛を注いでくれたみんなの願いをかなえようと不思議な力を発揮する。しかし願いをかなえるたびに西風の精に連れて行かれ、前に見たこと、聞いたことをすべて記憶から消されてしまい、ユニコはまた新たな者と出会う……というストーリー。

 水樹さんは「原作を何度も読んで収録に挑みました! 読めば読むほど深みを増していき、とても考えさせられました。愛、友情、きずな……とても身近にあるものだからこそ、その大切さが見えなくなってしまうときもある。日常の中にある大切なものを伝えられるように……!と気合満点の収録でした。幅広い世代の方に知られる名作に出演させていただき、とても光栄です!」とコメントしている。

 BeeTVへは、NTTドコモの携帯電話からiチャネル→BeeTV、またはimenu→動画→BeeTVでアクセスできる。月額315円で全番組が見放題。「ムービーコミック」は「Beeマンガ」のジャンルで見ることができる。(毎日新聞デジタル)

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