舞台「奇跡のメロディ 渡辺はま子物語」(飯島早苗作・板垣恭一演出)の製作発表が22日、東京都内であり、主演の斉藤由貴さんと陣内智則さん、古村比呂さん、古谷一行さんらが登場した。斉藤さんは、今年生誕100周年を迎えた、渡辺さんのヒット曲「蘇州夜曲」を舞台衣装のチャイナドレス姿で披露し、古谷さんも思わず「色っぽいです」と話していた。
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舞台は、フィリピンで死刑執行を待つ元・日本兵の命を歌で救った歌手の渡辺さんの実話を舞台化。昭和27年、渡辺さんがフィリピンで戦犯として裁かれていた元日本兵が手掛けた曲「あゝモンテンルパの夜は更けて」をレコード化した。フィリピンのモンテンルパ刑務所を慰問コンサートで訪れ、死刑判決を受けた108人の元日本兵の刑の減免を嘆願し、フィリピンのキリノ大統領の心を動かし、108人全員が釈放され、帰国を実現する……という物語。
陣内さんは「プレッシャーがすごいです。陣内孝則さんと間違ってオファーが来たんじゃないかと、何度もマネジャーに確認しました。命がけで臨みます」と意気込みをアピール。しかし、陣内さんの演じる植木さん本人が観劇に来るという話題に「全力で止めたいですね」と及び腰だった。
舞台は、日比谷シアタークリエで9月6~23日に上演される。大阪公演は9月25、26の両日、森ノ宮ピロティホールで。(毎日新聞デジタル)