機動戦士ガンダム:実物大立像、ガンプラ発祥の地・静岡で一般公開 見どころは

静岡市内に立つ実物大ガンダム立像(C)創通・サンライズ
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静岡市内に立つ実物大ガンダム立像(C)創通・サンライズ

 アニメ「機動戦士ガンダム」のプラモデル「ガンプラ」発売30周年を記念した「RG(リアルグレード)1/1ガンダムプロジェクト」が24日、JR東静岡駅北側の東静岡広場(静岡市葵区)で開幕。昨年夏に東京・お台場で人気だった高さ18メートルの実物大ガンダム像が、新たに右手にビームサーベルを手にした姿に生まれ変わり、ガンプラ発祥の地・静岡で一般公開が始まった。ガンダム立像の設置は3月27日まで。期間中には約90万人の動員が見込まれている。

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 実物大ガンダムは、ガンダム30周年プロジェクトとして昨年夏に東京・お台場に建設されたもので、約415万人を動員した。静岡では24日から、ガンプラを製造している工場「バンダイホビーセンター」近くの同広場で公開される。昨年同様に頭部が上下左右に可動、約50カ所の発光装置を備え、14カ所からミストを噴射する仕掛けはそのままに、今回は右手にビームサーベルを持ち、夜になるとサーベルが光り輝く。天候が良ければ、ガンダム像の背景には富士山が見えるという。

 今回のガンダム像は、“ファーストガンダム”内で繰り広げられた地球上での最後の激戦「ジャブローの戦い」を終えた「ガンダム」を想定しており、“ロールアップ直後”という設定だったお台場でのガンダムとは外見も様変わり。ガンプラ30周年のロゴなども取り付けられ、装いも新たになっており、右手部分とビームサーベルが新たに製作された。今回の目玉となるビームサーベルは、太陽光が当たるとキラキラと光り輝く「パール塗装」を施した。夜間にはビームサーベル部分にプロジェクターの映像を当てるなど、ガンダム立像のライトアップも行われる予定。

 同プロジェクトは、同日開幕した「模型の世界首都 静岡ホビーフェア」(静岡市主催、24日~11年3月27日)に「RGリアルグレード1/1ガンダムゾーン」として出展。ガンダム立像のある「RGリアルグレード1/1ガンダムゾーン」には、東京・秋葉原で人気の「GUNDAM Cafe」などの飲食ブースが並び、会場限定のグッズが購入できるオフィシャルショップも登場した。また、ガンダム立像後方の壁には歴代ガンプラのイラストがずらり。会場内には立像をバックに記念撮影ができる撮影台も設置され、ソフトバンクのガンプラケータイ「945SH G Ver.GP30th」(シャープ)のブースも登場した。同ゾーンは11年1月10日まで、入場無料。ガンダム立像のみ3月27日まで設置される。

 23日夜には前夜祭「ガンプラ30周年感謝の夕べ」が開かれ、ガンプラ30周年公式テーマソングを担当する「T.M.Revolution」の西川貴教さんがガンプラ30周年サポーターとしてパフォーマンスを行ったほか、スペシャルゲストとして「ガンダム」の富野由悠季監督も登場。ガンダム立像が色とりどりにライトアップされ、レーザー光線やサーチライト、噴き上がる炎や花火など特別の演出で華やかに開幕を祝福した。(毎日新聞デジタル)

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