女優の小泉今日子さん(44)が25日、FMラジオ局「J-WAVE」の特別番組の公開収録で、アイドルグループ「AKB48」をプロデュースする作詞家の秋元康さん(54)とトークを行った。80年代のトップアイドルの小泉さんが「熱愛報道を面白くする方法を私が伝授したい。“アイドル会”を作ろうかな」と「AKB48」の大島優子さん交際報道にエールを送るかのような発言。一方、“恋愛禁止”を命じている秋元さんは「アイドルはみんなの夢を背負って生きている。プライベートでいろいろあるかもしれないけど堂々とやるのは小泉さんしか通用しない。日本中が(小泉さんのように)正直になったら面白くない」と反論した。
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この日は、同局と創刊25周年を迎えた雑誌「SWITCH」(スイッチ・パブリッシング)がコラボレートした特別番組「J-WAVE SPECIAL SWITCH 25th PROJECT『小泉今日子 原宿百景』」を商業施設「表参道ヒルズ」(東京都渋谷区)で収録した。小泉さんが07年4月から同誌で連載しているエッセー「原宿百景」の単行本(1680円)発売を記念して企画された。
「歌謡曲が今でも好き」という小泉さんは、アイドルについて「ある世代の人に絶対必要な存在だっていうことを信じたい」といい、「『AKB48』の曲をダウンロードしています。『大声ダイヤモンド』とか元気になるよ」と話した。「秋元さんが(AKB48を)始めたって聞いたときにすごく納得した。テレビとそういうこと(アイドル)がいい関係じゃなくなっちゃったなって思っていたときだったので、場所を決めて、そこに行くと必ず会えるのは、なんてすてきなことなんだろうと。それを続けて今やっと、(AKB48は)テレビでもスーパーアイドルになった」とAKB48に太鼓判を押した。
またアイドル時代から、さまざまな熱愛報道があり、堂々と男女交際をするなどしていた小泉さんは「今に比べたら、もっと自由恋愛でしたね。2人でこそこそというよりは、(事務所にも)みんなでご飯食べに行こうという環境があった」と振り返り、携帯電話で写真を撮るような仕草で「今はこういうので、チクられちゃうでしょ。かわいそうだなーって思う。見守ってあげたらいいのにね」と後輩アイドルをおもんばかった。
秋元さんは「アイドルは期間限定。その時代の花火みたいなもの。山口百恵さんのように引退して花火が永遠に残るか、小泉さんのように花火が上や横に上がったりして形を変えるかのどちらか。小泉さんは“史上最強のアイドル”。小泉今日子恐るべし」と絶賛した。秋元さんは、85年に発売された小泉さんの代表曲「なんてったってアイドル」を作詞したり、コンサートのプロデュースを手がけるなど小泉さんの芸能活動にも深くかかわっている。同番組は8月8日午前0~1時に放送される。(毎日新聞デジタル)