藤原紀香:馬に夢中「乗馬を始めました」 NHKドラマ「チャンス」試写会・会見

「チャンス」試写会・会見に出席した藤原紀香さん
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「チャンス」試写会・会見に出席した藤原紀香さん

 女優の藤原紀香さん(39)が主演するドラマ「チャンス」(NHK)の試写会が10日あり、藤原さんら出演者が会見を開いた。「チャンス」は仕事の失敗でどん底に落とされた主人公が競走馬「チャンス」と出合い、懸命に走る姿に勇気づけられて、もう一度人生をやり直していくドラマ。子どものころから競馬を父親と見ていたという藤原さんは「馬っていうのは本当に美しくて、繊細で、素晴らしい動物」と語り、「馬の魅力にとりつかれて、乗馬を始めたところです」と目を輝かせた。

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 乗馬について、藤原さんは「まだまだ始めたばかりで、自分一人でパカパカ走れる状態ではないです」といい、「(ベテラン調教師役の)宇津井(健)さんに『馬はちょっと乗ったからって乗れると思うな』と教わりましたので、まずは撮影で一緒だったきずなを深めた馬から乗せていただきました」と話した。共演の宇津井さんは「乗馬ができたお陰でいきなり(デビュー作で)主役を獲得したので、馬には恩義がある」と語り、「久しぶりに馬を扱う役に巡り合って、特技が役に立ったのではないかと思っております」と馬に対する思いを語った。

 「馬の気持ちが分かる」という宇津井さんは「この役は日本中でおれしかいないな。馬の扱いだけは誰にも負けない」と胸を張った。報道陣から「チャンス役の馬と会話ができる?」と聞かれた藤原さんは、「馬が(自分の)においを覚えてくれたみたい。一緒にいるうちに、だんだん分かってくるのかな」と笑顔で答え、「今、お水飲みたいのかなあ、と思ったときに水をあげるとガブガブ飲んでくれて。きずなってこういうことかなと思いました」と話した。

 会見には、藤原さんと宇津井さんのほか、行きつけのバーのマスターでゲイ役の堀部圭亮さん、牧場主役の大地康雄さん、その妻役の宮下順子さん、女性カメラマン役の加賀まりこさんも出席。

 原作はこれが第1作という小林慧さんによる同名小説。同ドラマは、夢をあきらめずに生きる人々の人間模様を美しい競走馬たちとともに描くヒューマンストーリーで、証券会社のキャリアウーマンだったが、株取引の失敗でどん底に落とされた藍田沙矢子(藤原さん)はサラブレッドのチャンス号と出合って、その懸命に走る姿に勇気づけられ、もう一度人生をやり直していく。沙矢子の株取引の裏で関与していた敏腕投資家・藤本(市川亀治郎さん)との対決も加わり、金融と競馬という全く違う世界を舞台に、深く交錯しながら展開する。撮影はスタジオのほか、北海道の浦河町やモンゴルでも行われた。主題歌は「アルフィー」の高見沢俊彦さんが作曲し、「Takamiy」として歌う「青空を信じているか?」で、作詞は秋元康さんが担当している。

 28日から毎週土曜日午後9時(BShiでは毎週金曜日午後6時50分)に放送。全6回。(毎日新聞デジタル)

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