三船美佳:「一番ハマっているのはジョージさん」 “ポケママ”が語るポケモンの魅力

ポケモンの魅力を語る三船美佳さん
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ポケモンの魅力を語る三船美佳さん

 ロックミュージシャンの高橋ジョージさんとのおしどり夫婦ぶりで知られるタレントの三船美佳さん。人気ゲーム「ポケットモンスター」が大好きという5歳の娘を持ち自身もポケモンファンという“ポケママ”の三船さんに、9月に発売されるDS用ゲーム「ポケットモンスターブラック・ホワイト」の世界を先行体験できるアトラクション「ポケモンサーチャーBW」の感想や、ポケモンと家族とのかかわり、子育てなどについて聞いた。

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−−「ポケモンサーチャーBW」の感想は。

 遊園地のアトラクションのように本格的なもので、すっごい衝撃でした。まさに「本物」だという感じで、さすがポケモンだなという感じでした。多分度肝を抜かれるんじゃないかな。(音響の)重低音も効いていて、ロックミュージシャンの女房としてはそこもたまらなかったですね。

−−三船さんが最初にポケモンに出会ったのは。

 ピカチュウ自体は知っていたんですけど、17~18歳のころにピカチュウにお父さんが癒やされているテレビCMを見て、「大人の男性にも受けるのかしら?」と冗談半分でジョージさんにピカチュウのぬいぐるみをプレゼントしたらハマっちゃって(笑い)。ピカチュウの耳を押したらほっぺが光って「ピカチュウ」とか、「おかえり」とかしゃべってくれるんですけど、レコーディングから帰ってきたら、それを聞いては2人でハマっていましたね。

−−ジョージさんがハマっていたんですね。

 一時期すっごいハマっていたんですが、ある時ふと我に返って「やっぱ(自分がハマるのは)おかしいだろう!」と、自分の中でちょっとふたをしていたんですね。でも娘が生まれてピカチュウが久しぶりにおうちに来た時に「あ!ピカチュウ~!」って、一番先に興味を示したのはジョージさんだったから、やっぱり好きなんだなって。ジョージさん可愛いもの好きですからね。普段の(キャラの)リバウンドですかね(笑い)。

−−お子さんがポケモンに興味を持ち始めたのはいつごろですか。

 娘が幼稚園に入ったころで、お友だちがポケモンの絵本やゲームを持っていたんですね。みんなでポケモンのDVD観賞会をやったりして興味を持ち始めたみたいですね。今では屋根裏にピカチュウコーナーがあって、娘がお利口さんにしているたびに、空からピカチュウが下りてくるんです。ソファー1個分ぐらいは下りてきているんですよ。やっぱり一番はピカチュウで、大きなぬいぐるみやぜんまい式のおもちゃから、お弁当箱やおはしとか日常使うものまでそろっていますね。

−−ポケモンに対する印象は。

 アニメやゲームとかいろんな作品がありますが、親も安心して見せてあげられるものだと思いますね。子どもは戦ったりするものが大好きなんですけど、その中でも(表現が)子どもにも優しいし、作品を通じてちょこちょこお勉強もできる。世の中には「本当に子どもたちのことを思って作っているのかな」と思わされるものもありますが、ポケモンは子どもたちに良かれと思って作ってくれているのが分かるし、親の気持ちもちゃんと理解してくれているのがすごくうれしいですね。

−−子育てで心がけていることは?

 娘が生まれてから、子育てで「大変」という言葉を禁句にしていて、今でも続けています。子育てしていく中で「大変でしょう」とかあいさつ代わりに使う言葉でもあるんですけど、私たち夫婦にとってはきずなを深めてくれた子でもあるし、そういう子に対して「大変」というのは失礼だなと思ったんです。最初はストレスになったりしたんですけど、「えらいこっちゃねえ」とか、同じ意味合いだけどもっと明るくて前向きな言葉に置き換えただけで、大変だなと思うようなことがなくなっていって、そのうちお仕事や普段の生活でも大変なことがなくなっていったんです。もちろん「えらいこっちゃ」と思うようなことはあるんですけど、「えらいこっちゃね、でも何か意味があるんだろうね」というところまでワンフレーズにしたことで、いやなことでも何か意味があったり、自分が成長できるための出来事なんだととらえられるようになりましたね。

−−今後家族で、ポケモンとどのように付き合っていこうと思っていますか。

 ポケモンのキャラクターを覚えるのが一時期はやっていましたよね。これまではおじいちゃんやおばあちゃんのボケ防止にいいよねと話題に上っていたんですけど、今はものすごい種類のポケモンがいますから、ジョージさんのボケも防止するためには、今から始めないと間に合わないですね(笑い)。

◇プロフィル

 みふね・みか=82年生まれ。故・三船敏郎さんの娘で、96年に女優デビュー。97年にはNHK大河ドラマ「毛利元就」に出演。映画「友情」「ラッキー ロードストーン」に主演し、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。98年に16歳で、24歳年上のミュージシャン・高橋ジョージさんと結婚。その後、グラビアやバラエティー番組など幅を広げながら、映画「黄泉がえり」、ドラマ「怪談 新耳袋 2nd Stage」、舞台「恐怖時代」などに出演している。

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