てっぱん:テーマ曲は葉加瀬太郎「ひまわり」 今秋スタートの朝の連続テレビ小説

「てっぱん」のテーマ曲を担当する葉加瀬太郎さん
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「てっぱん」のテーマ曲を担当する葉加瀬太郎さん

 9月27日からスタートするNHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」のテーマ曲に、バイオリニストの葉加瀬太郎さん(42)の「ひまわり」を起用することが16日、明らかになった。葉加瀬さんは「ひまわりは僕の一番好きな花。この曲もひまわりの花のように明るく健やかに育ってほしい」とコメントしている。葉加瀬さんはテーマ曲以外の、劇中曲も担当する。

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 「てっぱん」は広島県尾道市と大阪が舞台。瀧本美織さん演じるヒロイン・あかりは、お好み焼きとトランペットをこよなく愛する尾道の鉄工所の娘だったが、自分が養子であることを知り、それまで存在を知らなかった祖母・初音が暮らす大阪へ出る。偏屈な祖母と衝突しながらも、やがて2人でお好み焼き屋を開業して奮闘するという物語。あかりの母・真知子役を安田成美さん、祖母・田中初音役を富司純子さんが演じる。

 「ひまわり」は、歌のないインスツルメンタルで、葉加瀬さんらしいバイオリンの調べが特徴。葉加瀬さんは「僕は毎年お正月に、曲のスケッチを書き留めておくノートを新調しています。このメロディーは今年の音楽ノートの一番はじめに記されたもの。美しすぎる編曲は(作曲家の)羽毛田丈史(はけた・たけふみ)氏によるもの」とも語っている。

 葉加瀬さんは90年にフュージョンバンド「KRYZLER&KOMPANY」のバイオリニストとしてデビュー。カナダのシンガー・ソングライター、セリーヌ・ディオンさんと共演した「TO LOVE YOU MORE」が大ヒット。96年に解散してソロとなり、現在はアーティストのプロデュース、ラジオパーソナリティー、画家としても活動している。

 海辺潔チーフプロデューサーは「葉加瀬さんに音楽をお願いしたことで、目指すべきヒロイン像が見えました。太陽に向かって仁王立ちする『夏の女の子』。村上あかりの誕生です」と語っている。曲については「あかりそのものです。まっすぐ、りりしく、でもどこか切なくて……。太陽が、自分に向かって咲く花へ贈ったラブソング」と評し、「間違いなく『てっぱん』の世界を豊かに彩ってくれることでしょう」と期待を寄せている。

 ドラマは総合テレビで9月27日から毎週月~金の午前8時放送。全151回。(毎日新聞デジタル)

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