カイくん：本物の“お父さん”に　2児をお披露目　「キャッツ＆ドッグス」試写会

　ソフトバンクのCMで白戸家の「お父さん」としておなじみの北海道犬「カイくん」が17日、映画「キャッツ＆ドッグス　地球最大の肉球大戦争」（ブラッド・ペイトン監督）の肉球応援団結成イベント試写会に登場。イベントのプロデュースを務めるカイくんは、生後2カ月のソラくんとユメちゃんをお披露目した。　

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　カイくんは、09年10月に同じ北海道犬の灯希奈（ときな）ちゃんと「お見合い」結婚し、6月12日にソラくんとユメちゃんを含め、計5匹の子供が誕生した。

　イヌ派代表としてソラくんを抱いて登場したタレントの小倉優子さんは「今日はカイくんに呼ばれて来ました。直接会うのは初めて。ミーハー心で『わあ～』ってなっちゃいました」と大はしゃぎで、ソラくんには「本当に可愛い」とメロメロ。「赤ちゃんだから、何でもあまがみしようとするんだけれど、ガッツさんがなでたら、かまなくなったんですよ」と感心していた。ユメちゃんと登場したネコ派代表のガッツ石松さんは「カイくんとはCMで2度共演して、友達なんですよ」と話し、「遠い親せきのような感じで、イヌだけれどウマが合います」とジョークも飛び出した。

　トイプードル2匹を飼っている小倉さんは「帰ってきたときに『おかえり！』ってしっぽを振ってくれる。毎日ご機嫌だから、ワンちゃんってすごいですよね」と主張。一方、「ねこ」と「パンダ」という名前のネコを飼っているガッツさんは「若いときはしっぽを振って頑張らなきゃだけれど、年を重ねてくると、わずらわしいことに触りたくないからね。ネコのあの神経がうらやましい」と絶賛していた。

　「キャッツ＆ドッグス　地球最大の肉球大戦争」は、宿命のライバル同士であるイヌとネコの戦いを描いたSFスパイアクションコメディーの続編。ネコのスパイ組織の元エージェントであるキティ・ガロアが組織を脱退し、イヌだけでなく、ネコたちも一掃して、世界を我がものにしようと策略を練っていた。自分たちと人間たちを救済するためにイヌとネコは渋々ながら手（肉球）を組む……というスパイ映画のパロディー満載の娯楽大作。

　イベントでは、映画を応援するシェパードやネコのロシアンブルーなど、9匹の「肉球応援団」がキュートな衣装で登場。日本最大級のペット総合情報サイト「ペット大好き！」とのコラボ企画で募集した「スゴ技ペットMOVIEコンテスト」のグランプリも発表され、特別審査委員長を務めるカイくんの署名（肉球）入り表彰状が授与された。

　映画は、21日から丸の内ルーブル（東京都千代田区）ほか全国ロードショー。3D、2D吹き替え版同時公開。（毎日新聞デジタル）