まだまだ残暑厳しいとはいえ、8月も下旬を迎え、夏休みも残りわずか。アニメやマンガのキャラクターをはじめ、ゲームや映画、アイドルとのコラボレート企画など、東京都内や近郊で開催されている“まだ間に合う”夏のイベントや、この夏の注目スポットをピックアップした。行く夏を惜しみながら、残り少ない夏を楽しんでみてはいかがだろうか。

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　この夏の注目といえば静岡市内にお目見えした高さ18メートルの実物大ガンダム立像と、富士急ハイランド（山梨県富士吉田市）に登場した世界初の「エヴァンゲリオン初号機」の実物大胸像だ。昨夏に東京・お台場で人気を集めたガンダム立像が、今年はJR東静岡駅北側の東静岡広場（静岡市葵区）に移設され、新たに手にしたビームサーベルが夜になると光り輝く演出も。立像は来年3月まで設置されるが、9月1日からは開催時間が午後6時までに変更予定で、ガンダムファンであれば、午後8時まで見られる8月中に夏の夜に浮かび上がるガンダム立像を見届けておきたいところだ。

　一方、富士急ハイランドの「エヴァンゲリオン初号機」の実物大胸像（高さ9メートル、幅16メートル）は、パビリオン「EVANGELION：WORLD　−実物大初号機建造計画−」内にあり、大ヒットした劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の世界観が楽しめる。総工費1億5000万円という同パビリオンには、実物大のコクピット「エントリープラグ」の操縦席や、人気キャラクター・渚カヲルの等身大立像なども展示されており、エヴァの世界を堪能できる。また、富士急ハイランド内では「歴女」ブームを生んだカプコンの人気ゲーム「戦国BASARA」の世界を体感できるアトラクション「合戦　戦国BASARA」などもこの夏から導入されている。

　東京近郊の遊園地やテーマパークでは、アイドルグループやゲーム、映画などとコラボレートした期間限定イベントが開催されている。東京ドームシティ（文京区）では、人気アイドルグループ「AKB48」とのコラボ企画や、7月に発売されたWii用ソフト「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー」との連動イベント「ドラゴンクエスト アトラクションズ」を展開中（いずれも31日まで）だ。お台場のアミューズメント施設「東京ジョイポリス」では、女優の相武紗季さんらが出演する映画「NECK」と人気アトラクション「～お台場～生き人形の間」がコラボレート、撮影で実際に使用した「ネック・マシーン」の展示や、映画のグッズが当たるスタンプラリーなどを9月30日まで行っている。

　東京・池袋のテーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」でも、劇場版アニメ「NARUTO−ナルト−疾風伝　ザ・ロストタワー」の公開を記念した体験型アトラクションなどが期間限定（9月26日まで）で登場。アクションゲーム「モンスターハンター」シリーズ初のスピンオフゲーム「モンハン日記　ぽかぽかアイルー村」とのコラボ企画も8月21日～9月20日開催だ。東京都稲城市の遊園地「よみうりランド」では、お笑いコンビ「ますだおかだ」がプロデュースした「お笑い」をテーマにしたお化け屋敷ならぬ「おぼけ屋敷」が31日まで楽しめる。

　在京テレビ局が開催する夏の大型イベントにもまだ間に合う。フジテレビの「お台場合衆国2010　笑うBayには福きたる！！」とTBSの「夏サカス2010 赤坂ビッグバン」は31日まで、日本テレビの「汐留博覧会2010」も29日まで行われている。「お台場合衆国」に登場した人気アニメ「ワンピース」の体験型アトラクション、「夏サカス」で人気を集める“東京一怖い”というお化け屋敷「リンカーンお化け屋敷」をはじめ、人気番組のアトラクションや体験コーナーなど内容は盛りだくさん。過ぎ行く夏の思い出作りに足を運んでみるのもいいかもしれない。（毎日新聞デジタル）