注目映画紹介:「恋するナポリタン」相武紗季、MAKIDAI、塚本高史がトリプル主演 切なく、おいしい

「恋するナポリタン~世界で一番おいしい愛され方」の一場面。(c)2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ
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「恋するナポリタン~世界で一番おいしい愛され方」の一場面。(c)2010「恋も仕事も腹八分目」フィルムパートナーズ

 女優の相武紗季さんと、人気グループ「EXILE」のMAKIDAIこと眞木大輔さん、俳優の塚本高史さんがトリプル主演する「恋するナポリタン~世界で一番おいしい愛され方」(村谷嘉則監督)が11日、公開される。

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 映画は、グルメライターの佐藤瑠璃とその幼なじみのイタリアンシェフ・田中武の思いを軸に描かれるラブストーリー。瑠璃が、恋人で一流イタリア料理店オーナーの水沢譲治にプロポーズの返事をしようと決めた夜、瑠璃に思いを寄せていた武は、ピアニストの槇原佑樹とのアクシデントに巻き込まれる。奇跡的に助かった佑樹には、なぜか武の記憶が宿り、瑠璃との思い出の料理を作るようになる。武の言葉を代弁するかのように振るまう佑樹に、瑠璃の気持ちは水沢がいながらも揺れる……というストーリー。

 戸惑う瑠璃を相武さん、武を塚本さんが演じ、一人二役ともいえる難しい佑樹役には眞木さんが挑んだ。役作りのため、相武さんはイタリア語を勉強、眞木さんは料理とピアノを猛特訓し、「料理なんか男がするもんじゃない」という持論の塚本さんも包丁の使い方やイタリア語を練習して撮影に臨んだ。

 年上の男性・水沢は歌舞伎俳優の市川亀治郎さんが演じた。共演は他に「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」グランプリ受賞者の市川知宏さんら。脳科学者の茂木健一郎さんと元宝塚トップスターの真琴つばささんはこの作品で映画初出演を果たした。

 劇中に登場する40品目以上ものヘルシーなイタリアン料理を監修したのは、マクロビオティック・コーチの西邨(にしむら)マユミさん。米歌手マドンナさんの専属シェフを7年以上務めた西邨さんは、撮影現場に玄米のおにぎりとぬか漬けを差し入れ、出演者を喜ばせたという。主題歌は、MR. BIGのボーカル、エリック・マーティンさんが、躍動的な愛の世界を描いた「Love Is Alive」を書き下ろしている。

 映画は7月に米ロサンゼルスで開催された「Anime Expo(アニメエキスポ)2010」に招聘(しょうへい)作品として出品された。11日からヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区)、シネ・リーブル池袋(東京都豊島区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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