ゲーム質問状:「エースコンバットX2」 「初めてでもすぐに楽しい」がテーマ

 ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、実在の現代社会を舞台に、戦闘機同士が激しいドッグファイトを繰り広げるフライトシューティング「エースコンバットX2 ジョイントアサルト」(PSP)です。バンダイナムコゲームスの加藤正規プロデューサーに作品の魅力を聞きました。

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−−ゲームのセールスポイントは?

 ジェット戦闘機なら、新宿から羽田までたったの2秒半! リアルなビジュアルと、手軽な操作でジェット戦闘機を操り、白熱の空中戦が楽しめる。そんな超速フライトアクションです。最新作「エースコンバットX2 ジョイントアサルト」では、東京、ロンドンなどの有名都市や、中東のピラミッド、地中海の群島など、現実世界が舞台です。さらに、全ステージ4人までの協力プレーが可能! 仲間に背後を託し、巨大空中要塞や戦闘機隊に挑んでいけます。また、毎作、戦いの背後には闇(やみ)が潜んでいます。今回のテーマは「いきすぎたマネーゲーム」。物語が進み、闇が明かされるに連れ、エースパイロットであるプレーヤーの使命が重みを増していきます。マルチプレーは、無線LAN対応なので、一カ所に居なくても楽しめますよ。

−−開発決定の経緯は?

 06年、シリーズ初のPSP用「エースコンバットX」が好評をいただき、すぐ続編の要望をいただきました。驚いたのは「『X』が、初エースです」という人が3分の1以上、しかも高校生の方が中心でした。ですから、すべての面で「初めてでもすぐに楽しい」をテーマに新作にしようと。現実世界が舞台なのも、「東京」は皆が知っているからです。また、最近は“みんなで集まって協力”という、携帯ゲーム機ならではの遊びを楽しむ人が増えています。うまい人と一緒だと、初めてのゲームでもいろいろ教えてもらえますから。そこから「リアルワールド」「全編マルチプレー対応」と決めていきました。

−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします

 ある程度出来上がってくると、スタッフでテストを繰り返して調整をしていきますが、協力プレーはプレーヤー同士の連携が成功の鍵です。すると……順調に仕事している時は難なくクリアできたのに、意見がぶつかった後はあっけなく失敗したりして……。人間関係が出ますねえ……。

−−ファンへ一言お願いします

 羽田空港と東京タワーの中間あたり、品川より少し南に、ちょと変わった、台形のビルがあります……。が! 決してミサイルを撃ち込んだりしないでください(笑い)

バンダイナムコゲームス 第1-2プロダクション プロデューサー 加藤正規

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