芦田愛菜:“天才子役”が東国原知事を表敬訪問「優しくて、おもしろい人」

東国原英夫・宮崎県知事(左)を表敬訪問した芦田愛菜ちゃん
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東国原英夫・宮崎県知事(左)を表敬訪問した芦田愛菜ちゃん

 劇場版3Dアニメ「怪盗グルーの月泥棒 3D」(ピエール・コフィン&クリス・ルノー監督)の日本語吹き替え版で声優を務める子役の芦田愛菜(まな)ちゃん(6)が1日、宮崎県庁の東国原英夫知事を表敬訪問した。任期満了に伴う12月の知事選に出馬しない意向を正式に表明したばかりの東国原知事は、愛菜ちゃんから、握るとストレスを解消できるという映画のキャラクターをかたどった人形をプレゼントされると「昨日からストレスのたまることが多すぎて……」とポツリ。関係者から「これを握ってストレス解消を」と声をかけられると、うれしそうに何度も繰り返し握っていた。

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 愛菜ちゃんは、4月から放送されたドラマ「Mother」(日本テレビ系)での熱演が注目を集め、映画を含め数々の作品に出演する人気子役。来年のNHK大河ドラマ「江 姫たちの戦国」の出演も決まっている。愛菜ちゃんは、同県内唯一のシネマコンプレックス「宮崎セントラルシネマ」が企画した無料上映会で舞台あいさつを行うため宮崎を初訪問。同イベントは、口蹄疫(こうていえき)からの再生・復興方針に賛同したイベントであることから、今回の表敬訪問が実現した。

 知事からの質問に「10月29日から公開です」「全国ロードショーで宮崎でもやります」「映像の口に合わせてしゃべるのが難しかったです」とハキハキと答えた愛菜ちゃん。「今度、大河にも出るそうですし、売れる役者さんですね。雰囲気で分かりますよ。将来はいろんな役ができる女優さんになれますね。楽しみです!」という知事に「はい!」と回答。対談終了後に知事の印象を聞かれると「優しくて、おもしろい人でした」と笑顔で話していた。

 「怪盗グルーの月泥棒 3D」は、全米での興行収入が2億4500万ドルを記録(Box Office Mojo調べ)するなど大ヒット中の作品。「月を盗む」という大作戦を計画するが、作戦に不可欠な秘密兵器が宿敵ベクターに盗まれてしまった怪盗グルーと仲間たちは、秘密兵器を取り返すため、鉄壁の守りのベクターの基地に出入りできる孤児の3姉妹を利用しようと彼女たちを孤児院から引き取ることに。子供嫌いのグルーは「未来のパパ」と懐かれ大混乱となるが、いつしか互いに心を通わせる。しかし、ベクターに3姉妹を誘拐されてしまい……というアトラクション3Dアニメ。

 「ヒックとドラゴン」「シュレック フォーエバー」などを上回り、3D映画史上歴代5位となり、アニメーション歴代トップ10入りも目前に迫るなど、全世界で大ヒットしている。日本語吹き替え版では、芦田さんが3姉妹の末娘・アグネス役を演じるほか、笑福亭鶴瓶さん、山寺宏一さんらも出演する。29日から「TOHOシネマズ有楽座」ほか全国ロードショー公開予定。(毎日新聞デジタル)

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