仁科克基(にしな・まさき)さん(28)が13日、映画「私の可愛い人−シェリ」(スティーヴン・フリアーズ監督)の公開記念イベントに登場。タレントの多岐川華子さん(22)との結婚発表後、初めて公の場に現れた仁科さんは「幸せです。毎日幸せですよ。本当に今は、毎日笑っていられます」と笑顔で、「プロポーズは、毎日していましたね。一日に二回。『おはよう、愛してるよ。おはよう、嫁になって』という感じ。華子には、笑ってあしらわれていました」とのろけていた。
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俳優の松形弘樹さんと女優の仁科明子さんが両親の克基さんと、女優の多岐川由美さんが母の華子さんは2世同士婚として話題になった。正式なプロポーズは今年1月で、仁科さんは「グアムでしたんですが、僕がポケットに指輪を忍ばせてるのを、彼女は知ってた。そのことを僕は後から知って、めちゃめちゃ恥ずかしかったです」と明かした。また、「浮気は絶対しませんよ! 当たり前じゃないですか」と大声で宣言、「華子は怖いですよ。年下なのに……」と早くも“恐妻家”ぶりを見せていた。父の松方さんにはまだ報告をしていないといい、「電話で会ってほしいと話したんですが、『今忙しいから』みたいな感じだったんで。予定があれば会いたいし、会わせたいな」と話していた。
映画は、「危険な関係」のアカデミー賞監督、脚本、キャストが集結し、20世紀最高の女流作家コレットの自伝的代表作「シェリ」を完全映画化。20世紀の初めのパリで、40代にしてなお輝き続ける元高級娼婦のレア(ミシェル・ファイファーさん)。レアの元同業者のマダム・プルー(キャシー・ベイツ)は、19歳の一人息子で、既に女遊びにも飽きているほどの問題児・フレッド(ルパート・フレンドさん)とレアの仲を、秘めた魂胆で取り持つ。ゴシップ好きの仲間たちの激しい毒舌を受け流し、レアはフレッドをシェリ(愛しい人)と呼び、不覚にも6年も暮らしてしまう。やがて、シェリの挙式を突然告げられた時、レアは一生に一度の愛だったことにはじめて気づく……。という物語。
イベントで、仁科さんは、主人公・レアと恋に落ちる19歳の少年・シェリを思わせるあどけない瞳を持つ男性として参加。アラフィフのような妖艶(ようえん)な美しさを放っている女性として、女優の萬田久子さんも登場した。映画の公開を記念し、あめ細工でできた高さ約50センチのバラのオブジェがお披露目された。オブジェは「パン・パシフィック横浜ベイホテル東急」の黒木賢二郎シェフが、構想に1週間、制作に3日間かけて完成させた。
萬田さんは仁科さんののろけに「聞いてらんないわね~、やってられないわ」とあきれた後、「女性には気を付けなさい」とアドバイス。映画については「基本は女性は強いと思います。次の日から新しい恋ができる。男性より強いかな」と話した。仁科さんは「まさしくその通り。僕なんてすぐ涙流すんで。けんかしたらすぐ泣きます。相手が年上だろうが、年下だろうが、すぐごめんなさいです」と実体験を語っていた。
映画は、16日よりBunkamuraル・シネマ(東京都渋谷区)ほか、全国順次ロードショー。(毎日新聞デジタル)
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