太陽の黙示録:日本崩壊描いたかわぐちかいじの大作完結 来年早々に新作

マンガ「太陽の黙示録」のイラスト (c)かわぐちかいじ/小学館「ビッグコミック」
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マンガ「太陽の黙示録」のイラスト (c)かわぐちかいじ/小学館「ビッグコミック」

 列島が分断された日本の悲劇と復興の物語を描いたかわぐちかいじさんのマンガ「太陽の黙示録 建国編」が、25日発売の「ビッグコミック」21号で最終回を迎えた。

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 太陽の黙示録は、シリーズ第1弾の「群雄編」が02年8月から、第2弾の「建国編」は08年1月から連載を開始。コミックスは「群雄編」が全17巻、「建国編」がこれまで7巻が発行され、計310万部を突破している。地震と富士山の爆発により日本列島は分断されて日本人は難民となり、日本やアメリカに分割統治される……という内容。2005年度に第51回小学館漫画賞、2006年度に第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞しており、2006年秋にはWOWOWでアニメ化された。

 最終回のCHAPTER63「フェニックス」では、大災害から25年後、南日本と北日本、再生特区の三つの国に分かれた日本が再統一の道を歩み、「武装」と「非武装」を問う新生日本の国民投票の結果が描かれている。最後のページには「筆者は次回作構想中。来年早々、超巨編始動!!」と書かれている。「建国編」のコミックス8巻は12月、9巻は11年1月に発売予定。(毎日新聞デジタル)

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